Alone in India (Delhi & Agra) 6 days - THE PIANO MAN jazz club@New Delhiでインドジャズ


夜は音楽聴きたい週末だってあるよね…というわけで、週末の夜にぷらっとやってきたのが、The PIano Manというお店だ。同じビルにパン屋やレストランもあるようだった。


22時近い時間に行ったところ会場は満席で「立ち見でもいいか」と問われた。ここまで来たら仕方ないだろう。チャージを払って(記憶にないけれど、1000INRくらいだったかな)、腕にバンドをまいてもらい、入場した。子供もいれば、大グループもいて会場は大賑わい。2階席に行くまでの階段まで混んでいた。


何のバンドが演奏しているのかも調べないで行ったのだが、レゲエにブラジリアン、イスラエルっぽいジャズとか色々演奏をしていて、おもしろいバンドだった。あとで調べたら、"The Many Roots Ensemble"というグループだったことが判明した。とくにドラマーの人、とっても良かったです。

途中で、階段に座るように促され、かぶりつきの席でぎゅうぎゅうになりながら音楽鑑賞をした。結局1時くらいまで会場にいたのだけれども、最終セットの曲では、多くの観客がフロアで踊りだすという、都内のジャズクラブではなかなか見られない光景も。そして、すべての曲目が終わると、お客もミュージシャンもお店の外へ。あっという間にシャッターが閉められ、お店も営業終了と相成った。時間が遅いのでUberがくるか心配だったが、週末だったせいか、きちんとUberを呼ぶことができ、無事帰宅することができた。

海外で音楽の熱を感じるってすごく素敵だ。観客がノリノリでとてもいいライブだった。このお店はアーティストマネジメントもしているようで、これから活躍する新人ミュージシャンとの出会いもあるかもしれない。また、ウェブ予約もできるので、ウェブ予約していくとよい席がとれるうえに、おいしい食事も楽しめそうだ。とくに他のお客さんが食べていたパスタとピザが本当においしそうだった。
http://thepianoman.in/

Red Velvetの「ロシアン・ルーレット」にハマる。

Red Velvetを初めて知ったのは、韓国の「チムジルバン」と呼ばれるスーパー銭湯よもぎ蒸しか何かやりながらテレビを見ている時だった。こちらに記録してある。
asquita.hatenablog.jp

女性グループが(ダンスナンバーではなく)バラードをうたっているということに衝撃を受け、印象に残っていた。時期を考えると、この曲だった可能性が高い。

레드벨벳 '7월 7일 (One Of These Nights)

メロディも印象的だったのだが、その時は曲を特定するに至らず、放置していた。(今改めて聴いてみると、この曲も印象的だ。)その後とくにチェックもしていなかったのだが、最近、久々にRed Velvetの名前を目にして、何気なく動画サイトをクリックしてハマった曲がこちら。

러시안 룰렛 (Russian Roulette)

なんだこれ、かわいいじゃないか。MV自体は、メンバーたちがトムとジェリーみたいなエクストリームいたずらを繰り広げていてちょっと残酷だけれども。Heart B-B-B-Beatっていう単語がサビにたくさん出てくるのだが、この連続音とピコピコした感じがとっても印象的で、すっかりハマってしまった。
日本では、2018年7月4日に発売されたミニアルバム#Cookie Jarに、この曲が入っているようだ。さっそく買わなきゃ。

インドネシアの奇才ピアニスト、Joey Alexander "Eclipse"が欲しい!

インドネシア出身のピアニスト、ジョーイ・アレキサンダーJoey Alexanderのことは、ずっと気にかかっていた。
asquita.hatenablog.jp

もちろん将来的な活躍も気にしていた。デビューが早すぎた天才は時に挫折をしたりするものだから。そのジョーイが今年になってアルバムを出したであろうことは、こちらの動画から想像していた。

ダンサー兼振付師としても活躍しているJared Grimes がジョーイの演奏する"Moment's Notice"に合わせて踊っており、それをジョーイが道端で眺めている、という完全にダンスが主体のPV。私はそもそもこのMoment's Noticeという曲が大好きで、この曲をレパートリーにしたミュージシャンやトリオはそれだけで注目してしまうほど。大好きな曲の素晴らしいアレンジと、ダンスのインプロビゼーションにうっとりしていたところだ。

そこに今日出会ったのが、今度はこちらのPVだ。同じアルバム"Eclipse"に収録されている曲、"Bali"だ。これはジョーイのオリジナルだろうか。バリの風景とともに流れているメロディがシンプルなのだが優しくて、頭に残る。これはいい曲だと思った。

よっしゃ、Eclipse買うぞー。どの形態で購入するか、これから考えようっと。

Alone in India (Delhi & Agra) 6 days - お手ごろ価格の南インド料理「Saravana Bhavan」@ジャンパス通り


有名な南インド料理屋があるというので、寄ってみた。ところが、入り口でびっくり仰天。お昼時を避けて15時近い時間に行ったのに、けっこう混んでいて、どうしていいのかわからない…。しかも、どちらかといえば現地の人のほうが多めで、大家族のようなグループもけっこういる状態だ…。

突っ込んでいって、入り口で入店者管理をしているっぽい店員さんに声をかけ、名前と人数を伝えてみた。果たして、本当に呼ばれるかな。心配だったが、ちゃんと名前が呼ばれて、2階席に案内された。


メニューはとても分厚くて、どう選んでいいかわからない。ごはんだけでも9種類はあるのだから、とてもじゃないが選べる気がしない。そこで、たぶん小皿がいっぱい出てくるタイプなんだろうと想像して、"Tamilnadu Meals"というのを選んでみた。Limited、というところが、またいいじゃないか。プーリーとごはん、両方付けてみた。


実際出てきたお皿はこちら。テンションあがる! これで値段は500円しないんだから、さすが人気店だ。

後日探したら、本レストランについて細かい情報を提供しているブログをたくさん発見した。ちゃんと研究してから訪問すれば、もう少し迷うことなく注文できたかもしれないな。朝ごはんをここで済ます、なんていうこともできたかもしれないんだ。
デリーで1番人気の南インドレストラン サラバナバワン | インド大好き!ティラキタブロ グインド大好き!ティラキタブロ グ

【安くて美味しい!】南インド料理 Saravana Bhavan | あちゃなび

Alone in India (Delhi & Agra) 6 days - 安くて快適、デリーの地下鉄「デリー・メトロ」

毎日暑いデリーライフ。今日は地下鉄に乗ってみることにした。リキシャ等と料金交渉するよりも、地下鉄に乗ってしまったほうが楽ちんな気がしたのだ。乗ったのは、観光地のひとつ、カーンマーケット駅。


エントランスの看板では、女の子のイラストあお出迎えしてくれる。この女の子、地下鉄構内のあちこちにいるので、マスコットガールか何かなのか。

切符となるトークンははタッチパネル式で簡単に購入できる。簡単すぎて写真も撮らなかった…。3駅で20INRということで、40円しないくらいか。安い!

入り口にはセキュリティゲートがあるので、女性は女性用のゲートを通り、女性担当者に身体検査を受ける。運行状況はホームにある画面で把握することができる。また、地下鉄って、普通は隣の駅の情報しか得られないので、目的地としてどちら方向に行くかというセンスが求められるのだが、インドの地下鉄は、終点までのすべての駅の名前が書かれた看板がある。これは便利! 方向感覚がなくても簡単に行く方向を決められる。

もう一つすごいのが「女性専用車両」。時間帯によってはなかなかの混雑ぶりを見せる車両だが、女性専用車両があれば、多少周りの人と体が触れてしまっても、気にならない。

こんな安くて快適な乗り物があるなんて! ニューヨークの地下鉄よりもよほど快適だ。

なお、帰宅してから、この地下鉄が日本のODAで成り立っていることをしった。日本、奥ゆかしすぎるぞ。こういうことはもっと宣伝していかないといけないと思う。
コラム 6 日本方式をインドの地下鉄へ

チョコレートドーナツ

Any Day Now, 2014年、米国、 トラヴィス・ファイン監督

ルディ・ドナテロは、ナイトクラブでショーをして日銭を稼ぐドラァグクイーンだ。決して楽な暮らしはしていない。ある日、お客さんとしてやってきた弁護士、ポール・フレガーと懇意になる。
ある日、ルディは、アパートの隣人の部屋で、ダウン症の少年、マルコに会う。母親が麻薬のせいで逮捕されてしまい、一人取り残されたのだ。マルコが施設に行くことが耐えられないと感じたルディは、ポールとともに母親に掛け合って、親権を譲り受け、マルコと暮らすようになる。マルコに大好きなチョコレートドーナツをあげて、夜寝る時はハッピーエンドのお話を聞かせてあげて、幸せな日々を送っていた3人だったが、ある日二人は養育者の権利をはく奪されてしまうのだった…。

ゲイである二人に対する社会の風当たりの強さがひどく、考えさせられる映画だった。とくに弁護士のポールに対する上司たちの偏見は(業界のせいか)、すさまじく、恋愛指向が違うというだけでこんなにも理不尽な目にあうのか、と現実のむごさに目を覆いたくなる。マルコの養育権を巡る裁判においても、ルディ+ポールがマルコに対してきちんと接していたことについて好意的な人たちがいる一方で、二人が同性愛者であることを念頭においた、偏見だらけの弁論が続き、みていて怒りがこみ上げて来る。

そんななか、この映画の結論はあまりにも悲しい。麻薬中毒で子供のことを思いやらず、男を連れ込んでは子供をないがしろにする母親が、すべてをなげうって子供を世話しようとしたルディたちよりも母親にふさわしい、ということに疑問を感じずにいられなかった。そして、このストーリーが事実をヒントにしているということなら、本件でゲイのカップルから親権をはく奪した弁護士や裁判官は、今後フェアに物事をみてくれるようになっただろうか…。

Alone in India (Delhi & Agra) 6 days - デリーの買い物スポット、「カーンマーケット(Khan Market)」

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地下鉄のKhan Marketの出口からまっすぐ歩いて3分のところにある、こじんまりとしたマーケットエリアがこちら。海外の有名なブランドだけでなく、ローカルのいいブランドがたくさんある。
●FabIndia
"FabIndia(ファブインディア)"はコンノートプレイスにもある有名店。洋服全般はもちろん、小物やテーブルクロス、ベッド用のテキスタイルもとってもかわいいです。
www.fabindia.com

ちなみに、その脇の小道には、暑さにやられた犬たちがゴロゴロしていた…。

●Anokhi

アノーキーは、ジャイプール発のブロックプリント製品を中心に扱っているお店。マーケットの角にあるビルの2Fにあるが、ここは10時半くらいからあいているみたいだ。服はもちろん、カーテンやベッドカバーもとってもかわいくて飽きない。アクセサリーもとても素敵だ。
ここはまた戻ってきたいお店。
Anokhi Home - Anokhi

●名もない本屋、雑貨屋、オーディオショップ
インド映画のDVDや、ペーパーバックはすべてこのマーケットにあるお店で揃う。
映画のDVDは500INR前後で、タイトルを告げれば店主がそれを探し出してきてくれるスタイル。店員のオススメなどもきくことができて、買い物が楽しい。
本屋はとっても小さいのだけれども、なんと、本は安い。ペーパーバックについているのは「南アジアのみ」のお値段。私が購入した本も、250INR、つまり500円もしないくらいであった。


本屋の脇には、雑誌がぎっしり展示されている。映画専門誌は理解できるが、"Sommelier India"なんていうワイン雑誌や車、旅行、ファッション、アート…と色々なローカル雑誌もあって興味深い。中身を隠し撮りされないように、店員さんが見張っていた。

●Rule the Rolls

小腹が空いたので、ケバッブ屋に寄った。すごくこじんまりしたスペースでやっているお店だが、出してくれる食べ物はすべて焼き立て。持ち帰りにすると、タマネギやソースを別にしてアルミホイルに包み、テイクアウト仕様にしてもらえる。
ロール屋なのに、ロール抜きを注文したことを激しく後悔…。


ちなみに、このレストラン、もともとは、オーナーのHaji Banda Hasan氏のケバブやチキンティッカがおいしかったことから、カーンマーケットの名前をとってKhan Chachaという名前で親しまれていたという。ところが、お隣のレストランにそのブランド名を取られてしまい、思い切って別の名前でレストランをはじめた、というわけだ。レストランの前には、いかに自分たちが正当かをとうとうと綴った立て看板があった。
記事にもなっています。
economictimes.indiatimes.com

食べ比べてみないと比較はできないが、確実においしいので、小腹が空いた時にオススメだ。

ちょっとゴチャゴチャしたエリアだけれども、看板とかもかわいいものが多くて楽しい。現地のカフェが苦手な向きには、クーラーが相当きいたStarbucks もあります。