日本の伝統

八王子まつりに行ってみた。

今年の8月7日~9日、八王子まつりの開催日にちょうど八王子にいたので、のぞいてみた。 パンフレットをみると、当日の主なイベントは、関東太鼓大合戦、民謡流し、山車巡行/神輿渡御、居囃子あたりか。駅の北口を背に向けた左手、西放射線ユーロードを抜けて…

桐生八木節まつり2015

今年も行ってきました、桐生八木節まつり。オフィシャル発表によれば、3日間の来場者50万人ですって! 大通り沿いには櫓が、そして場所によっては祇園屋台や舞屋台も出て、沿道には夜店がずらり。そして、八木節の演奏のなかひたすら踊り続ける人々。 四丁目…

遊行の盆10周年+西富囃子

藤沢市にある遊行寺には、あの時宗の一遍上人が祖であり、各地の民俗芸能の起源にもなったといわれる踊り念仏が伝承されている。その文化を活かして10年前に始まった盆踊イベント「遊行の盆」は今年で10周年を迎え、各地の盆踊が招かれて舞台公演を行うなど…

郡上おどりin青山@秩父宮ラグビー場

今年は金曜日、土曜日の二日間開催ということで、どしゃぶりの金曜日にかの地へ向かった。外苑前の駅を降りると浴衣や下駄の人たちが多くおり、お祭りの雰囲気を醸している。 大雨だというのに、みんな雨合羽をきてスタンバイOK。どうして都内に郡上おどりを…

神田祭に来てみた

山王祭、深川祭とともに江戸3大祭といわれている神田祭は徳川家康ゆかりの祭りとして発展したらしい。なぜなら、家康が関ヶ原の戦いに勝利して天下統一を果たした時戦勝祈願したのが神田明神だったそうなのだ。 本祭が行われるのは2年に一度、しかも今年は遷…

勝山左義長まつり 2015 で浮きまくる週末。

さかのぼること2012年。友人が勧めてくれたこのお祭りを私はとても気に入り、今年もまた見に来てしまった。 勝山市街地には屋台がずらっと立ち並んでおり、空を眺めればラスタカラーあるいはトリコロールの短冊がはためいている。 町内にある12の櫓ではそれ…

勝山左義長まつり2015 作り物、雪だるま、絵行燈

2012年に行ってきた勝山左義長まつりが忘れられなくて、また来てしまった。 左義長は、正月15日に行われた行事のひとつで、全国各地で行われている火祭りのことを指す。 勝山市の左義長は300年以上の歴史を誇るもので「雪山の奇祭」と呼ばれており、このお祭…

ふるさと祭り東京2015 西馬音内盆踊り

秋田県雄勝郡羽後町というところで毎年お盆に行われるお祭りが東京ドームに来た! 昨年現地でみて堪能し、いたく感動したのだ。 西馬音内盆踊り@秋田県羽後町 - 空間Annex 西馬音内盆踊り@秋田県羽後町 - 空間Annexもちろん、現地の盆踊りにはかなわないけれ…

牛深ハイヤ祭り、白塗りクンの謎

「ふるさと祭り東京2015にて、去年だって牛深ハイヤ祭りみたもんね」と思ったものの、このブログにはそのことが記録されていなかった。楽しかったし、写真は撮影したはずなのに…とみてたら、不思議な人がうつりこんでいた。2014年に撮影したものだ。この白塗…

ふるさと祭り東京2015 牛深ハイヤ祭り

牛深ハイヤ祭りは、熊本県天草市にて4月の第3土・日に行われるお祭り。船乗りをもてなすために酒盛りの際にうたった歌が牛深ハイヤらしい。阿波踊りのルーツと言われているし、リズムも陽気で楽しそうなのだ。一度行ってみたいと思いつつ、昨年は行く機会を…

ふるさと祭り東京2015  石崎奉燈祭

毎年8月第一土曜日に行われるという、石川県七尾市のお祭りが、2基の山車とともに東京ドームに来ていた。この山車は「奉燈」またの名を「キリコ(切子灯籠の略らしい)」と呼ばれるらしい。このキリコにお囃子さんが一緒に乗って、100人くらいの担ぎ手がそれ…

松竹創業120周年 壽初春大歌舞伎@歌舞伎座

なんと運よく切符を確保できたので、観に行きました歌舞伎第二弾。以下感想を記録しておこうと思う。 1.番町皿屋敷(岡本綺堂) 怪談噺でいちまーい、にまーい…とお皿を数える話があるが、所謂「皿屋敷」というのはいろいろバリエーションがあるらしい。こち…

篠笛に関する覚書

ある篠笛メーカーのカタログがいろいろ勉強になるので、自分のためにここにメモしておきたいと思う。何せ、篠笛の管の中に微妙な凸凹が必要な理由について、かの有名なフルート奏者、ジャン=ピエール・ランパルJean-Pierre Rampalの名前を出してくるんだもの…

新春浅草歌舞伎2015@浅草公会堂

初観劇は若手役者による歌舞伎で…というわけで、初めての浅草公会堂での歌舞伎鑑賞をした。出演者は、尾上松也、坂東巳之助、中村米吉、中村児太郎、中村隼人、中村種之助、中村歌昇とのことだが、すみません、尾上松也しかわからない状態…。出演者が12年ぶ…

茅の輪くぐり神事体験@伊豆山神社(静岡県熱海市)

今年の初詣は静岡県熱海市にある伊豆山神社に行った。昨今の都内と違ってお参りまでの列が短いのはとてもうれしい。そのお祭りの途上にあるものをみて、ハハがいった。「あら、こんな時期に茅の輪くぐりがあるなんて珍しい」と。 そうなの? よくわからない…

宮崎県の神楽文化

宮崎県の神楽って「高千穂夜神楽」しか知らなかったのだが、実はたくさんあるみたいだ。以下のブログをみていたら、宮崎県では年間350近い神楽が行われているそうな…そんなに! 宮崎県の神楽一覧(・・と言っても一部だけ) こちらは宮崎県内の神楽情報。 神…

この落語家を聴け! vol.9 立川談四楼@北沢タウンホール

落語は神楽坂や新宿あたりでちょこちょこ接するくらいしか経験がないなか、お誘いいただいてこのイベントに来た。お誘いくださった方から課題として出された図書は「談志がしんだ」という、立川談四楼による小説(ただしほぼ実話に基づいているらしい)だっ…

HAZUKI演奏会~津軽三味線日本一を楽しむ

先日、東京、神楽坂の赤城神社参集殿で行われていた、三味線ライブに行った。HAZUKIという、高橋孝さん(二代目藤田淳一)と土生みさおさん、2人のユニットによるものだ。初の津軽三味線ライブ鑑賞となった。二人とも、津軽三味線の全国大会にて優勝経験があ…

西馬音内盆踊り@秋田県羽後町

秋田県羽後町にて毎年8月16日~18日まで行われる、西馬音内盆踊りというお祭りに行ってきた。ご縁あってその存在は知っていたし、何せ「日本三大盆踊り」のひとつであり、かつ重要無形文化財でもあるこのお祭りなので、イベントに招かれた西馬音内盆踊りを見…

下北沢名物阿波おどり

久々にみに来てみた。地元連もたくさん出場しており、子供たちもたくさん参加していた。運行に関する決まり事が少なそうで、ゆるい雰囲気だった。 商店街の人も応援している感じ。踊り手さんとの距離感が近いので、思わず「お疲れ様」と声をかけてうちわであ…

第51回桐生八木節まつり

今年も行ってまいりました、桐生八木節まつり。毎年このお祭りに行くことを心から楽しみにしているのだ。でも、今年は特別だ。なぜかというと、五丁目の祇園屋台が53年ぶりにお披露目されたのだから。この屋台、1859年に作られており、とにかく立派なもの。…

神楽坂まつり 阿波おどり

今年は第43回だったのね。神楽坂のながーい坂を踊り切るのは、かなりキツいんだろうな…。 毘沙門天境内も、路上も大賑わいでした。でも9時半を過ぎればすっかりもとどおりの神楽坂。これぞ都会のお祭りです。

ふるさと祭り東京2014 八戸三社大祭

7/31-8/3にかけて行われる山車祭りのことを「八戸三社大祭」というらしい。ここでいう三社とは、八戸市の中心にある法霊山龗(おがみ)神社、神明宮、長者山新羅神社をさす。東京ドーム用に特別作られた巨大な山車は、ものすごいインパクトがあった。サイズ…

ふるさと祭り東京2014 佐原の大祭

ふるさと祭り2014の大ステージで観たお祭りメモ。 「佐原の大祭」だ。佐原ってどこにあるのかもしれなかったが、お隣千葉県とのこと。300年の伝統を誇るこのお祭りは「関東三大山車祭り」のひとつらしく、国指定重要無形民俗文化財にも指定しているらしい。 …

ふるさと祭り東京2014 仙台すずめ踊り

ふるさと祭りで見たすずめ踊り。うれしさの表現に「欣喜雀躍」ってあるけれども、まさにそんな感じ。みなさん楽しそうにぴょんぴょん踊っていた。 衣装の色合いや、途中のアレンジに入ってきたメロディラインからも、けっこう新しい踊りなんじゃないかと予測…

寝ずの番と「春歌」

映画「寝ずの番」を観た。2006年、原作者は中島らも、マキノ雅彦(津川雅彦)監督作品だ。 舞台は病院。今まさに上方落語家の笑満亭橋鶴が亡くなる寸前であり、奥様や弟子が見守っている。「師匠最後の願い」を叶えてあげようと奔走する弟子たち…。そして亡…

上野照文 阿波踊り写真展「阿波の 煌めき」

これは2009年に徳島県に行った時のものかしら。徳島県徳島市ご出身の写真家、上野照文氏Fotoarte GUZZIの写真展でいただいた、ウチワを見つけた。 「阿波踊りってこんなにフォトジェニックなものなんだ!」と目からうろこだったことを覚えている。道理で阿波…

佐渡島、小倉地区 物部神社の鬼太鼓

恥ずかしながら、鬼太鼓といえば、和太鼓集団の「鬼太鼓(おんでこ)座」としか知らなかった。そもそも、鬼太鼓座ももとは佐渡を本拠地にしていることすら知らなかった。今回、佐渡島を旅して、鬼太鼓が五穀豊穣に感謝する佐渡の郷土芸能であり、それぞれの…

沼田祇園囃子

和の音に対する耳を鍛えたくて、苦心している。 何だろうな、複雑なせいか、それとも西洋音階に合致していないせいなのか、メロディとして記憶するのがなかなか難しいのだよ。一方で、以前ハマった勝山左義長のように、現地で聴いた瞬間に記憶から離れないメ…

「柿葺落五月大歌舞伎」

梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)鶴ヶ岡八幡社頭の場 梶原平三景時(吉右衛門)が、鶴岡八幡宮に参詣にくる。そこへやってきたのが、刀を売りにやってきた六郎太夫と梢親子。「刀の目利き」を頼まれた梶原は、名刀と判定するが、大庭景親…