新しいSF MOMAを堪能

昔からSF MOMAがお気に入りで、今回の新装オープンを心から楽しみにしていた。スノヘッタ(Snohetta)という建築事務所が手掛けたものらしい。
asquita.hatenablog.jp

色々なコーナーがあったのだが、たとえばモービルで有名なAlexander Calderの作品があるコーナーやスイスのPaul Kleeの作品などもあれば、有名なアメリカのポップアートウォーホールとかロイ・リキテンシュタインなど)もあって、楽しかった。個人的にいくつか印象に残ったものをメモしておこうと思う。

Richard Serra, Sequence
楕円のまわりが階段状になっていて居心地がいい。ここで座って読書でもしたいところだ。

アイ・ウェイウェイの壺(だったと思う、確か)

オキュラス橋。グレーチングって怖いよな。あとで下から眺めてあまりの高さにぞっとした。

リビングウォールとその前にある彫刻群。

その他芸術の数々…。


日本人の名前はやはり気になってしまい、福島出身の写真家、武田慎平氏やデザイナーの五十嵐 威暢(イガラシタケノブ)氏によるフォントなども展示してあった。

でも一番心に残っちゃったのは、古屋誠一氏かな。
Seiichi Furuya · SFMOMA

精神を病んだ、オーストリアのグラーツ出身の妻が投身自殺をしたとき、その姿を思わず撮影したという写真家だ。幸せな時代から精神を病みだした頃までをとらえた作品はかなり衝撃的で、この写真家のことをもっと知りたいと思ったのだった…。

それにしても、アメリカに来て日本の写真家を再発見するなんて。そんなこともあるんだね。


次回はこのアプリを使ってツアーしてみようと思う。
wired.jp

マヌーシュ・ジャズに包まれた極上の夜をパリで。"Soirée Jazz Manouche a L'Olympia"

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10月7日に、"Soirée Jazz Manouche a L'Olympia"というイベントが行われた。会場はパリのオランピア劇場という有名な劇場だというからすごい。主催者は移動遊園地の王様的存在である、あのマルセル・カンピオンMarcel Campionだ。ご存知のとおり自身も大のマヌーシュ・ギターファンで、息子のクリス・カンピオンChriss Campionとの共演歴も多数だ。テレビ出演だってしているくらいの腕前でもある。

このライブの出演者は、サンドロ&パキート・ロリエSandro et Paquito Lorier親子、ヨルギ・ロフラーYorgui Loeffler、ル・シノワLe Chinois(Sébastien Kofmann)、チャボロ・シュミットTchavolo Schmitt、ニニン・ガルシアNinine Garcia、アンジェロ・ドゥバールAngelo Debarre、チャボロ・シュミットTchavolo Schmittなど、マヌーシュ・ジャズ好きには垂涎もののメンバーだ。

こちらは、ヨルギ・ロフラー親子とル・シノワ。ロフラー家はアルザスにおけるマヌーシュ・ジャズの名門として紹介されている。たしかに、アコーディオンのマルセル・ロフラーも親戚筋だものね。

サンドロ&パキート・ロリエ親子も負けていない。


チャボロ発見。音が華やかだなぁ。

エンリコ・マシアスEnrico Maciasというシャンソン歌手やフレンチゴスペルの女王と呼ばれたニコレッタNicolettaという歌手もスペシャルゲストで登場したらしい。会場の空気はジャンゴ・ラインハルト在りし日の空気に包まれたのかもしれない。

ダイジェストはこちらでどうぞ。