スカイ アクアリウム Ⅲ@六本木ヒルズ52F東京シティビュー

今年3回目を迎えた期間限定の"天空水族館"イベント、"Sky Aquarium Ⅲ"を、総合プロデューサーの木村英智氏自らの案内で観賞する、という企画に参加した。

まずは、東京シティビューの、ガラス張りの空間からどーんと広がる東京の夜景を眺めてから、いざ魚観賞エリアへ。それぞれの水槽を額縁に見立て、アートとして愉しめるために、敢えて魚の種類などは提示していない。したがって、私にわかったのは、タツノオトシゴと金魚、それに、ニモ(?)だけだった。

水槽の中は、天然の魚やサンゴの色そのままに活かした美しい世界が広がっていた。ダイビングでみる海世界とはまた違った美しさ。サンゴや水草も、アートの一環として美しく配されているから、本当にキレイ。アートの主役であろう魚たちも、元気に泳ぎ回っているのが印象深い。このあたりの魚の魅せ方も、それこそ魚の動きに至るまで、すべて観賞魚のプロ・木村氏の計算の範疇らしい。

レーザー光線を浴びたクラゲたちも印象的だったが、何よりも気に入ったのは、金魚観賞エリアだ。夏祭りですくい取ったものを、金魚鉢に入れて眺めるのが関の山だった金魚が、あんなに幻想的に見えるのは、今回の総合プロデューサーの技であり、日本的感覚の勝利なのか。

惜しむべくは、人が多すぎて、あまり落ち着いて観賞できなかったことか。でも、新感覚アートとしての観賞価値は十分。お昼に訪れると、また違った景色が愉しめるのだろうなぁ。

◆スカイ アクアリウム Ⅲ
会期: 2009年07月17日(金)〜10月04日(日)
開館時間:11:00〜24:00(最終入館23:30) 
※9/5(土)は22:00(最終入館21:30)まで
入場料 2,000円
http://www.roppongihills.com/jp/events/tcv_skyaquarium.html