無敵家(新宿三丁目)

目的のラーメンやさんがお休みだったため、新宿界隈をウロウロして目についたこのお店に行ってみた。店構えは有名店的風格があったのと、入ろうとしたときにほぼ満席だったこと、さらに、壁にかつての掲載誌が多く張ってあったこともあり、入店を決めた。

600円の「げんこつめん」というものを注文した。麺は太めで、わざわざ指定せずともかための麺であった。ただ、結論からいうと、あまり好みのラーメンではなかったかな。たぶん私は、もう少しスープに出汁がきいたものが好きなのだ。脂っこさは見かけほど気にならなかったけれども、麺とスープのからみ具合と、具として乗っていたトロトロチャーシューがあまりあたたかくなくて、好きじゃないなぁと思った。

オヤジ系居酒屋や屋台料理大好きな私でも気になったのは、お店の雰囲気。台ふきんとコップを同時に持ってしまうところや、コップ洗いの風景から推察してしまうお店全体の清潔感とか、注文を取ってくださる方の今時珍しい無愛想さも、ちょっと残念だった。

ただ、男性には根強い人気の店なのかもしれない。お客さんにはガテン系らしき男性が多くて印象的だった。味のインパクトと、大盛りも同値段で供するコスパの良さが、男性を惹きつけるのだろう。「ねぎ豚めん」などは、もう少しさっぱり食べれそうで、注文の価値あり、かも。