ピンクリボン スマイルウォーク 東京大会

仲良しの友人に誘われて、今年もピンクリボンスマイルウォーク12キロコースに参加した。参加費用1,000円を支払って事前登録し、集合場所は東京ミッドタウンの中庭。協賛企業のブースが立ち並んで、すごいにぎわいだ。お天気はあいにくの雨、参加者の多さもあって、セレモニーが何やっているのだかイマイチ見えない(笑)。

そんなこんなで無事出発し、時々人並みによる渋滞に巻き込まれながらも、赤坂通りを抜けて赤坂サカス、日枝神社へと進む。この石段、普段は閑散としているのに、この日だけすごい人だ。

で、官公庁エリアを抜け皇居外苑へ。私たちウォーキング軍団は、多少ジョギング愛好者の通路妨害をしているが、これも今日だけのこと。和田倉門のところから丸の内仲通りへ。街の協力体制がこういうところでみられるのは、ちょっとうれしい。

乳がん撲滅メッセージを寄せるためのオリーブの木も。

日比谷通りから東京タワーを通り過ぎ、東麻布・麻布十番を抜けて、だいたい3時間に満たないくらいの時間でゴールした。足元で見た東京タワー、美しかった。他にも発見がたくさんあって、ウォーキングは楽しい。

ピンクリボン関連イベントは、年々強大化しているのを痛感する。先週あたりは、Yahoo! Japanのトップ画面がまっピンクになっていたし、東京タワーもピンクにライトアップ、東京都庁でもイベントをやっていたらしい。そんななか、スマイルウォークの協賛企業・協力企業はどれくらいの恩恵を得ているのだろうか。私の中では、一番協力メリットが見えなかったのが、東日本旅客鉄道。会場で配布されたピンクリボングッズのパッケージへのロゴ入りグッズ提供もなければ、ブースにも気がつかなかった。一方、一番ビジビリティが高かったのは、FUJIFILMかな。本社が東京ミッドタウンにあることを最大限に生かし、参加者の動線上で写真フィルム技術を応用した化粧品シリーズのプロモーションをしつつ、中庭ブースじゃピンクのキティちゃんとともに、参加者をポラロイドで記念撮影するサービスを提供していた。さすが。

でも、一番メリットが高いのは、とくにスマイルウォークの協賛はしていない、ラルフローレンだと思う。10月末まで、「ピンク・ポニー」という、ワールドワイドで展開しているガン治療・研究支援活動(ピンクだが乳ガン限定の活動ではない)のグッズを扱う期間限定ストアを東京ミッドタウン内にオープンしており、このグッズはかわいくて魅力的だ。限定であることも手伝って、さぞ売上に貢献しているだろう。

こういうムーブメントをきちんと押さえることはマーケティングの鉄則だろう。ただし、本来の支援目的は忘れないようにいきたいものです。