Sous son Nuage@千駄木Petticoat Lane

去年、文章の受け皿としてはじめたこのblog、別に無責任に何かを書き放っているつもりもないが、知り合いと行ったライブだとか、知っている人がいるようなライブのことは敢えて書かないようにしていたかもしれない。万が一、書いているのがコイツだと特定されたら、照れくさいなどと思ったからだろうか。でも、どうやら、そんな気遣いしなくても、わかってしまう場合もあるらしい。もういいや。誰と行こうが、誰のに行こうが、心に引っかかったことは書き留めてもいいかな、という気分になった。

というわけで、千駄木のこぢんまりしたカフェで数カ月に一回くらいやっているSous son Nuage(スーソンヌアージュ)のライブに行ってきたことを書こう。私の大好きな類の音楽をやっている人たちなので、よく観に行っているつもりだったが、今日は到着まで無駄に歩くハメに陥る。天気が悪かったから、いつもの風景が違ってみえたせいかな…とも思ったが、途中交番もコンビニもあったのに、敢えて頼らず自信を持って突き進んだのが、本日の道迷いの原因なのだろうね。

ライブでは、いつもより歌入りの曲が若干少なめな気もしたが、新たなレパートリーもたくさんきけて、満足度が高かった。ジャンゴの名曲"Nuages"が聴けたのもうれしければ、大好きな"My Romance"がa la manoucheになって演奏されていたのも、最高だった。原曲の良さもさることながら、こんなにセンス良く素敵に生まれ変わるのならば、私の好きな他ジャンルの曲にも、全部マヌーシュ調になる魔法をかけてしまえばいい、とアホな妄想が頭をもたげてくる。

リーダーの冨岡氏が、自分たちの音楽のことを「天候に左右される類の音楽」とかそんなようなことを言っていた(ウロオボエ)。要は、足元が悪いと客足が減るとか、そういうことか? 実は、今日の午後1件、天気に負けて行かなかったライブがあったので、そんな台詞はちと耳が痛い。でも、私にとってこの類の音楽を聴きにいく行動は天候に左右されないかな、とも思う。なぜなら、私の近所で、あるいは都内の特定エリアや店に行けば必ずやっている類の音楽ではないし、何と言っても好きなもので。

彼らのプロフィールや次回のライブ情報は、ここに出てくるはず。
http://www.myspace.com/soussonnuage
しばらくは、脳内でマヌーシュ風味にして、このMy Romanceを楽しんでおこうかな。