トルコ絨毯とキリムの製造工程を知る!?


トルコの伝統工芸だという絨毯とキリムってイコールかと思っていたら、どうやら作り方が違うらしい。トルコ絨毯は、遊牧民時代に生まれたもので、ダブルノットといい二重にからげる方法をとるため、糸が抜けにくくて丈夫だとか。また、制作に時間がかかるため、値段も高い。一方、キリムは平織りで結び目がなく、裏も表も柄が一緒になるのが特徴とか。あ、このあたりの情報はウロオボエだけれど。


中央アナトリアにて絨毯屋にいったのだが、マネージャーらしき人が、なんだかバナナのたたき売り的な口上を日本語で述べて絨毯を売りさばく様が楽しかった。下っ端スタッフは、ひたすら走りまわってどんどん絨毯やらキリムを床に広げていき、床はあっという間に美しい模様で埋め尽くされる。

実は中央アナトリア、つまりカッパドキアなどがある地域は、絨毯の産地であり、花模様かつ羊毛の濃淡を使った自然な色合いの絨毯が名物らしい。これは、雰囲気的に茶系でまとまっていて、日本の家にもマッチしそうな色合いで惹かれるものがあった。値段も、小さいものなら手の届く範囲だったし。置き場がないので買えなかったが…。

それにしても、まるで着物の柄のごとく、絨毯とかキリムにも地域性があるとは知らなかった。こういう違いがわかると、一気に絨毯やキリムの魅力にどっぷりとはまっていくのだろうな。