長野県小諸市御代田町、真楽寺の龍神まつり

何がなんだかよくわかっていないまま、友人の誘いで信州は長野県御代田町の「龍神まつり」に行ってきた。会場となっている龍神の杜公園に着いたのは20時頃? すでに地元民が総出で大賑わいとなっていた。会場入り口左にある蔵は、出演者控室になっているとともに、龍も鎮座していた。けっこう愛くるしい顔をしているが、一たび舞が始まると、その目は赤く光り、口からは火を放つのだ。

あとで調べたら、このお祭り、真楽寺に伝わる「甲賀三郎伝説」をモチーフにしたまつりで、男が担ぐ全長45mの龍神「三郎」と、女性が担ぐ全長21mの「舞姫」、子どもたちが担ぐ「雪窓丸」と「龍神丸」、この4匹の龍が、花火や爆竹、煙やライトアップ、シャボン玉の演出と龍神太鼓に合わせて踊り狂うというものらしい。まだ開催されてから40年に満たないお祭りだが、すでに長野パラリンピック冬季競技大会の閉会式でも舞った経験もあるそうだ。ということは、私、クライマックスを観る恩恵にあずかれたということかしら?

祭り会場の演出も、担ぎ手である若者たちも皆さん今風。ファッションやスタイルも、私が知っているお祭りのきっちり感(たとえば、髪の毛はきちんと束ねるとか、着物の前合わせがはだけすぎないように、など)というものはなく、相当自由なのは、お祭りの歴史に比例するものかな。でも、このお祭りの龍担ぎのために、若者たちは身体づくりに余念がないだろうし、いいところをみせるために頑張るのだろう。そう考えると、御代田町の活性化のためにこのお祭り、一躍買っているようだ。

いやはや、お祭りの進化形をみたようで、楽しかった。すでにマメな方がYouTubeにその模様をアップされているので、これで追体験しますか。