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Tony Lakataos(ts&ss)&Ferenc Snetberger(g)@新宿ピットイン

Concert & Live Jazz Jazz Manouche

2008年だったかな。ビレリ・ラグレーンが来る!と大興奮してチケットをとったら、ビレリは来日せず、ガッカリしたことがある。そのときビレリの代役だったのは、Diknu Schneebergerという若手ギタリスト。これはこれで相当の腕前で、感心した覚えがある。この映像でメロディを弾いているのが、ディクヌ・シュネベルガーその人だ。

今回は、ピットインにトニー・ラカトシュ(Tony Lakataos)とともに来るというので、予約したら、フェレンク・シュネートベルガー(Ferenc Snetberger)っていうまったくの別人であった。何たるおっちょこちょい。お客さんもそんなに多くなかったし、ちょっと心配になりながら開演を待っていたが、このデュオの演奏は本当に素晴らしかった。もっとお客さん集まってしかるべき、すごいクオリティだったと思う。

フェレンクさん、有名な人なんですね。知らなかった。音は、ワイルドなトニーニョ・オルタみたいな感じ。いわゆるジャズギターっぽい感じから、ブラジリアンっぽい感じもあれば、ちょっとインドのシタールを彷彿とさせるサウンドを出してきたり、変幻自在で面白かった。オリジナル曲も充実していたし、複雑なコード進行が私好みだった。すっかりジャズギターワールドに浸ったところで、私が大大大好きなジャンゴの名曲"Troublant Bolero"をデュオで演奏してくれたのには、感激のあまり涙でそうになった。

アンコールで、A列車で行こうかと思いきやイパネマの娘!というのをやってくれた。トニーもノリノリでイケイケ。テナーを快調に飛ばしていた。唯一の苦言があるとしたら…トニーさん、バナナマラカスの演奏はあまり向いていないような気がしたよ。テナーで魅せてくれるだけでもう十分だってば。