今日はDizzy Gillespieの誕生日だ。私はあるジャズ蘊蓄本でこのことを知ったが、Googleのトップ画面もDizzyの絵になっていたところをみると、けっこう有名な話なのかしら?
このジャズ蘊蓄本、すごく読みごたえはあった。実際、この著者が往年のジャズミュージシャンからきいた貴重な裏話(この曲が生まれた真相とか、ある有名セッションがうまれた背景が実はこんなところにあった、など)がふんだんに盛り込まれているのだから、当然か。でも、なぜかあまり好きになれなかった。なんだか、やたら読み手とジャズミュージシャンの仲が強調されていて、ジャズ雑学よりも著者自慢の思い出話をきかされている気分になってきて…本の中に、かなりふんだんに「有名ミュージシャンと私」のツーショットがちりばめられているのも、その一因かな。
そんななか、ちょっと興味を持った話は、日本をテーマにした曲やアルバムの話。私も探して聴いてみようと思って、ここにメモします。
◆日本をテーマにしたアルバム
ホレス・シルヴァー「トウキョウ・ブルース」
キャノンボール・アダレイ「ニッポン・ソウル」
デイブ・ブルーベック「日本の印象」
デューク・エリントン「極東組曲」
アートブレイキー&ジャズメッセンジャーズ「ウゲツ(雨月)」
ドン・エリス「俳句」
◆日本の曲をカバーした人
セロニアス・モンク「荒城の月」(Straight no Chaser)
ケニー・ドリュー「月の砂漠」(Moonlit Desert)
ジーン・クルーパ・トリオ「証城寺の狸囃子」「荒城の月」
その他、「スキヤキ」(これは有名だね)、「ソーラン節」をカバーした人もいるらしい。
そういえば、この間ディスクユニオンで、前田憲男さんが民謡をジャズ化したアルバムを売っていたような。あれはなんだったっけな…。