和太鼓体験と「は・や・と」のパフォーマンス

新宿区主催の文化プログラムに行ってきた。
先生役は、和太鼓の兄弟ユニット「は・や・と」のメンバー。Webサイトがあまりお洒落でないのがちょっと残念なのだが(tsuriusaさんに助けてやってほしいくらい)、実物は爽やか3兄弟だ。腕の筋骨が隆々としていて、男前でやんした。パフォーマンスをみたが、軽やかで、姿勢も所作も美しい。
は・や・と[和太鼓兄弟ユニット]

会場では、いろいろな種類の和太鼓を体験できるようになっていた。

「桶締め太鼓」
桶状の胴体に革をはった太鼓。

「担ぎ桶太鼓」
紐で体につけて演奏する桶締め太鼓。

「長胴太鼓」
一本の木をくりぬいて両面に革を張ったもの。お祭りのやぐら上などでよくみる。

「団扇太鼓」
大きなウチワみたいなかっこうの太鼓。

「締め太鼓」
阿波踊りなんかでもお馴染み、革を紐で締めあげている太鼓で、音が高いのが特徴。

ただ「叩く」んではなく、「打ち込む」ことを目指そうとアドバイスがあったが、これが案外難しい。ただの連打ですら空振りしたり、手をぴんと上方に伸ばすのを忘れたりで、言われた通りにできないのだ。これじゃ「魅せる」打ち方なんて程遠い。やっぱり運動神経とか関係あるのかな? 昔苦しんだダンスの授業を思い出した。

この日は、ランダムに発せられた言葉を、太鼓のリズムに置き換えて打っていくというのをやったのだが、これは楽しいね。「こんな単語、どうやってリズムに転化していくんだ?」っていうような、関連性のないもの4単語(バナナ、ピーマン、スケート、棒高跳び)をリズムに置き換えてアレンジすれば、あっという間にいかにもそれっぽい素敵な1曲が完成するのだ! しかも覚えやすいので、簡単に打ててしまう。というわけで、へなちょこプレイにもかかわらず、すっかり満足した太鼓体験であった。

ほんとは、は・や・とさんを紹介したかったけれども、動画がみつからない。やむなし。来年1月1日にラクーアで無料ライブをやるそうなので、生でご覧ください。
和太鼓といえば、やっぱり鼓童が王道? ストイックさがカッコイイ。

Yamatoというグループによるこの映像で担ぎ桶太鼓を使っている。モダンなアレンジ多し。海外講演の模様が多数アップされているが、観客をわかせる技術も素晴らしい。