カブトムシはbeetleじゃないっ!

米国で子育てをする日本人の友人が、「動物や植物の名前を英語で知らないがゆえに苦労する」といったような話をしていたら、ひょんなことから、カブトムシの話題になった。ベルギー人でフランス語話者かつ日本語も流ちょうな彼女のパートナーは、「カブトムシという単語は英語でも仏語でも存在しない」などという。私と友人は、「え、カブトムシはBeetleでしょ」と言ったのだが、彼曰く、ヨーロッパじゃ、VWの"ビートル" は、"Coccinelle(テントウムシ)"と呼ぶらしいのだ。

わからない時は調べよう。さっそくwikiでチェックした。すると、wikipediaのbeetleの項目には、全然違う、でもよくわからない虫の写真が表示されてきた。では、逆の調べ方をしよう…と、今度はwikiで「カブトムシ」を検索。すると、こんな一言が書いてあった。

なお、「英語ではカブトムシを beetle という」といった認識が少なからず広まっている[1]が、beetle の語が意味しているのはカブトムシも含む甲虫類全体である。

…英語じゃ、カブトムシのことをrhinoceros beetleとか言うらしい。カブトムシそのものが日本やアジア圏特有の虫であることも判明した。へー今の今まで知りませんでした。ちなみに、"Coccinelle, voiture(カブトムシ、車)"で画像検索すると、いわゆるビートルの写真ばかりが出てくることも判明した。

なるほど、勉強になりました。