ポスト・モンティパイソン? BBCのコメディで考える

先日、モンティ・パイソン系統の新たなコメディを発見した。その名は"BIG TRAIN"。1998年にシリーズ1を放映、2002年にはシリーズ2が放映されたものの、あまり人気は出ず、それでも1999年にはBritish Comedy Awardsの""Best 'Broken Comedy' Show"を獲得したとか。モンティ・パイソンのように、一部スキットは出演しているエース級のコメディアン/コメディエンヌ自ら書いているのも特徴といえる。

ほとんどがYouTubeにアップさているため、ハマっていろいろとみてしまったが、さすがBBC、国営放送であることなんてお構いなしだ。モンティ・パイソンも相当ひどかったが、このコメディも相当ブラックである。そんななかで、わかりやすかったのがこれ。

フランス語の看板がみえることから、ここはフランス語圏。そこに一人の女が困っており、通りがかった人に質問をしている。"Do you speak English?"
すると、聴いた相手は、完璧に回答するのだ。"ああすみません、英語はちょっと話せないんですよ…"と、完璧すぎるブリティッシュアクセントで…。この話はさらに発展するので、お楽しみに。

ところで、旅行用会話集などで外国語を勉強すると、必ず「私は●●語が話せません」という言い方が、出てくる。でも、その●●語でそのフレーズを言ってしまっている時点で、「いやいや、話せているよね?」ってことになるよなぁ、ってよく思っていた。そんな側面の究極の形が、このスキットだよなぁ、と思った。
◆BBC "Big Train"http://www.bbc.co.uk/comedy/bigtrain/