さる1月23日は、ジャンゴ・ラインハルトの誕生日。昨年は100周年記念イベントが世界各地で盛り上がったが、今年はどうだったのか気になってちょっとみていたら、88年もの歴史があるロンドンのジプシー・スウィング専門バーLe Quecombarでは、今年は4日間にわたってジプシー・スウィングイベントをやったようだ。
このバーは、昨年のジャンゴ生誕100周年の折には、9日もの期間、"International Gypsy Swing Guitar Festival"と銘打って6カ国から33人のミュージシャンを招き、11のワークショプを開いていた。自称「英国内で最大規模、最長期間のフェスティバル」といっていたが、あながち間違いないかもしれない。呼んでいるミュージシャンは、ストーケロ・ローゼンバーグやロロ・メイエールなど超有名どころをそろえ、けっこうな規模でスポンサーもきちんと獲得、おまけに、ライブの模様は豪華3枚組CDに収めて販売もしており、なかなかの企画力だと思う。
この昨年のライブの模様の、ダイジェスト映像を見つけた。CD販売プロモーションのためのツールだとは思うが、なかなかよい出来だ。インタビューも少し収録されているため、各出演者のジャンゴやこのフェスへの想い、ジプシー・スウィングの魅力などに対する意見が垣間見える。なかなかいい映像だと思う。
何よりも印象的なのは、イベント冒頭でMCをやっている女性だろう。たぶんオーナーだと思われるが、その場の仕切り方がパワフルで圧倒される。この方ももしかして、ジプシーギターが弾けたりするのだろうか。いつか出向いて確かめてみよう。
Le QuecumBar
