Un Homme, Un Vrai(運命のつくりかた)


(2002年/仏/監督:Jean-Marie Larrieu, Arnaud Larrieu/出演:Mathieu Amalric)
ある企業の管理職を務めるマリリンと、映画監督助手のボリスは、恋に落ちるふりをしたところ、本当に恋に落ちた。その後結婚した二人は、5年後の別れを経て、さらに5年後に再会する。アメリカ人のツアーを率いてピレネー山脈を訪れたマリリンは、山岳ガイドとなったボリスと再会するのであった。
この運命はどう作られたのか…というのが、この映画のキモかな。いきなりミュージカルになったりするのだが、それがけっこう不自然だったりして、好き嫌いが激しく別れる映画なんじゃないかと思う。
ところで、私が気になったのは、 Philippe Katerine(フィリップ・カトリーヌ)がサントラをすべて手掛けていたこと。ミュージカル部分はともかく、音楽はなかなか印象的なものが多くてよかった。

そういえば、この日、"L'interview(インタビュー)"というグザヴィエ・ジャノリ監督、マチュー・アルマリック主演の短編映画もみたが、これはなかなかよかった。パリからはるばるロンドンまで、あこがれのハリウッド映画のスターに独占インタビューすることになったあるジャーナリストの話。せっかくのチャンスがこういうことになるとは、不毛だね。