ピアノ・カクテル!


ある人が、「ピアノカクテルを触った」とFBに紹介していた。はじめは、ムーディーなバーとかで弾かれるような演奏スタイル(だと思われる)「カクテル・ピアノ」のことかと思ったが、違うようなのだ。


フランスの小説家Boris Vianの「うたかたの日々(L'ecume des jours)」の中で、主人公のコランが作ったピアノ型カクテル製造機があるのだが、これをNicolas Schenkelという人が実際に作ったそうだ。このピアノの存在を夢見て、今はパフォーマーとして弾きこなすのは、スイス出身のピアニストのGéraldine Schenkel(ジェラルディーヌ・シェンケル)。
パスティス、ウォッカ、テキーラなど、鍵盤ごとに違う種類のお酒が仕込まれており、曲を弾き終えるたびに、センターの蛇口からカクテルが出てくる、という仕掛けだ。
音は、普通のピアノという感じではないのだけれども、一度、自分の好きな曲が醸すカクテルってのを飲んでみたいものです。
Le pianocoktail de Géraldine et Nicolas Schenkel