私が愛読しているWebサイト、djangostationにて、「Sébastien Félix一家を支援するコンサート」というフレーズが目に飛び込んできた。セバスチャン・フェリックスSébastien Félixは、Sinti系の音楽一家で、弟のYouriと兄弟でSinti Swingというバンドを結成して活動している。自身もミュージシャンだというのに、Les Doigts de l'Hommeを連れてきて「支援」なんて気になる。一体なんの支援なんだろう？ 会場は、 salle polyvalente de Bourgoin-Jallieuとなっており、地図でみてみるとリヨンとシャンベリー、グルノーブルの間くらいか。やはりこのあたりで活動しているLaurent CourtoisとそのグループNuages de Swingがこのコンサートの開催に尽力したようだ。
興味本位で記事を読み進めてみて、ちょっと眉をひそめたくなった。なんでも、セバスチャンの5歳の息子さんが自宅にて小児性愛者に襲われるという、仏国内でも非常に注目を浴びた事件があり、この裁判費用を得るための支援コンサートだというのだ。しかも、この事件の第一発見者は12歳のお嬢さんだったとか。何とお気の毒な話だ…。
コンサートの映像は探せなかったが、代わりにLes Doigts de l'HommeとSébastien Félixの共演映像を。
コンサートで集めた費用をもとに、きちんと裁判が行われ、家族にまた平安が訪れることを心から願っている。
