マヌーシュ・ジャズとヒップホップの邂逅? "Décorps desaccords"

ここ数年、フランスじゃマヌーシュ・ジャズが流行しているときく。まあ、ジャンゴ・ラインハルトという、純粋仏人ではないにせよ、自国で亡くなった人がつくりだし、発展させた音楽だから、ということか。
その流行度合は、単にジャズクラブでのライブで「マヌーシュ・ジャズ」カテゴリの演目が増えた、というレベルにとどまらず、数々の舞台芸術との融合という形でもみられるようになった。たとえば、「サーカスとライブ」の組み合わせで魅せるSpectacle Les Moissons du Coeur 2011というのは、そのひとつの形だろう。あとは、"Django Drom"も、やはり舞台芸術としてのマヌーシュ・ジャズだったように思える。
サーカスとマヌーシュ・ジャズの融合形〜Spectacle Les Moissons du Coeur 2011 - 空間Annex
Django Drom(Tony Gatlifによる、映像と音楽のコラボレーション) - 空間Annex
さて、昨年の11月26日、フランスのストラスブールにある劇場Pôle Sudにて"décorps desaccords"というショーが行われたらしい。フランス語に詳しい人は、このタイトルをどう訳すのか。décors desaccordsじゃないの? とまあタイトルの真偽はともかくとして、その背景は1940年前後であり、「マヌーシュ・ジャズとヒップホップダンスの邂逅」を題材にした、というのだ。
想像がつかないし、観ないとなんともいえないが、少なくともマヌーシュ・ジャズというのが舞台芸術の一部として使われている、というのは面白い傾向だと思った。
踊りとマヌーシュジャズの融合がわかるのは、こちらの動画。

純粋に音楽が堪能したければ、こちらの動画がよさそう。

背景で流れるこのドキュメンタリー映像、観たことある気がする。何で観たんだろう。

ひとつの懸念は、Pôle SudのWebサイトを確認しても、このイベントをやった痕跡が残っていないことだ。演奏しているギタリストがだれなのか、知りたかったのだが。