Christian Escoudéが弾くボサノヴァの名曲Insensatez(How Insensitive)


クリスチャン・エスクーデChristian Escoudéときいて、まっさきに思い浮かぶのは、Charlie Hadenとの共演作"GITANE"だ。すごく静かな静かなアルバム、という印象があるのは私だけだろうか。
エスクーデ氏は、ツィガーヌ出自かつ音楽一家に生まれており、ギタリストであるお父上のジャンゴ・ラインハルト熱が移って(移されて?)自身も15歳にしてすでにミュージシャンとしてのキャリアを積んでいる。マヌーシュ・ジャズ好きとしては、"Trio Gitan"あたりでエスクーデを認識するだろうか。でも、なんとなく、ヨーロッパで有名なジャズミュージシャンとの共演のほうが、目立っている気がしないでもない。
さて、前置きが長くなってしまったが、そのエスクーデがボサノヴァの名曲、アントニオ・カルロス・ジョビンの"Insensatez"(確か邦題じゃ「お馬鹿さん」となっている)を演奏している映像が紹介されていた。場所はパリのla chope des puces、マヌーシュ・ジャズ・ギタリストにはたまらない、ジャンゴゆかりのライブスペースだ。共演しているブルーノ・キャスティエBruno Castièsはよく知らないが、La chopeで開校されているマヌーシュ・ジャズ学校の先生ではないだろうか。

ボサノヴァの気怠さには欠く気もするが、音数が豪華で、いいなぁ。