オリジナル曲が楽しめる! Antoine Boyer(Esmerald' Jazz)の新作アルバム

アントワーヌ・ボワイエールAntoine Boyerだが、すでに15-6歳くらいになっただろうか。この少年がお父さんであるセバスチャンSebastien Boyerと組んだユニットがエスメラルド ジャズEsmerald' Jazzである。二人をコアに色々な人と組んで活動をしている。このたびは、ベースにPierre Moreilhon
という人を迎え、さらに一部Alain Dubreuilというギタリストの参加も得て、3枚目のアルバム"Sita"を出した模様だ。
ジャケットをみると、「エスメラルド ジャズ」のクレジットがなくなっている…。
彼らのディスコグラフィーを振り返ると、まず1枚目はギタリスト フランシス-アルフレド モエルマンFrancis-Alfred Moerman特集ということで、当然オリジナル曲の収録はなかった。二枚目のLeské。これは、ジャンゴやマンディーノの曲に加え、1曲だけアントワーヌの曲が入っていた。
そして今回の3枚目には、アントワーヌによる曲が7曲も入っているのだ! 
演奏の時はつねにストイックでほとんど顔をあげることのないアントワーヌだが、秘められた才能にはすごいものがあるのだろう。健やかな成長を心から祈りたい。