ライブというのはもちろん生で聴くに越したものはない。が、住んでいる場所によっては、生で聴きたくても聴けない音というのがある。ソーシャル時代というのは、遠隔地にいる（マイナー）音楽ファンにも、少しの幸せを分けてくれる画期的な時代だと思う。過日フランスで行われた、ジャンゴファンにとって最大のフェスティバルに関連した音を聴ける機会が、今年は妙に多いと思うのは気のせいだろうか。
その一番の立役者は、きっとTSF Jazzであろう。今回のフェスについては、なんとライブ音源が9本もアップされている。（アーティストごとに分かれていないけれども）これは必聴だ。
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当然、映像もオフィシャル・アンオフィシャルともに大量にアップされているのだが、なかでも嬉しかったのが、"Django Club"の映像だ。
ホットクラブ五重奏団を手本に結成されたSebastien Giniaux(g)、Fiona Monbet(Vl)、Jérémie Arranger(B)、Adrien Moignard(g)、Richard Manetti(g)の若手5人組グループで、今年2月にはアルバムを出したり、Duc des Lomberdsでライブをやったりしているのはみていたのだが、生の映像というのは初めてみた。
バイオリンのフィオナ・モンベはお姫様みたい。激しく身体を揺らして演奏をしているのは、リシャール・マネッティかしら。
もちろん映像はオフィシャルではない。名も知らぬ撮影者に心から感謝！
