ジャンゴの生涯を語りで知るイベント "Django Reinhardt, en mots, en images, en musique"

2012年6月6日、レンヌにある科学館(Espace des sciences)のホールにて、あるイベントが行われた。イベントの名前は、"Django Reinhardt, en mots, en images, en musique"。「「ジャンゴ・ラインハルトを言葉で、写真で、そして音楽で表現しよう」というところだろうか。贅沢なことに、このイベントの模様がフルにアップロードされていたので、さっそく観てみることにした。
ギターと歌、そして語り部を担当しているのが、ドミニク・カレDominique Carréという人だ。経歴をチェックしたところ、Tchavalo SchmittやAngelo Debarreのサイドギターを務めたこともあるギタリスト兼作曲家で、どうやらブルターニュ地方を中心に活躍しているようだ。
Dominique Carré Swing Quartet
このドミニクが、ジャンゴを語る、とにかく語る。ジャンゴが生まれてから亡くなるまで、正確な年号とともに、どんな運命をたどり、どんな人と共演してきたか…。背景には写真などの資料が投影され、語りの合間に、カルテットがジャンゴが手掛けた曲を演奏するというわけ。
ドミニクは琵琶法師のような感じ。音楽と語りが半々くらいの割合で展開されていた。科学館で開催されただけあって、なんとなく学術的だ。ドミニクのジャンゴ愛が伝わる、おもしろいイベントだと思った。
彼のジャンゴ熱が少しでも聴衆に伝わるといいね。

Dominique Carré(g, chant)
Benoît Josse(vl)
Pierre-Luc Martin(g rhythmique)
Guillaume Robert(b)