以前ここにメモしておいた、チュイルリー公園で行われるマヌーシュ・ジャズの無料コンサート、"Festival de Swing & Jazz Manouche de la Fête Foraine du Jardin des Tuileries"。
チュイルリー公園で毎年夏開催される（らしい）マヌーシュジャズフェスティバルの動画 - 空間Annex
2012年8月14日〜15日に開催された時の模様が、50分前後の動画でまとまってアップされているのを発見した。50分前後の、すごくよい感じのダイジェストに仕上がっている。明らかに映像を生業にされている方の作品だろう。素人ではこうはいくまい。
タイトルとともに流れるのは、移動遊園地オーナー、Marcel Campion氏のギター演奏だ。息子であるChrisとNinine Garciaと共演しているようだ。
冒頭の演奏はLos Amigosというバンドのものだろうか。
2番目は、Jerémie Tordjmann trio（ジェレミー・トルジマン・トリオ？ 読み方が曖昧）が演奏する、Sweet Georgia Brown。たぶんこのバイオリンの人がリーダーだろうから、今度経歴をチェックしてみようかと思う。
Jeremie Tordjman and Co | ミュージック（無料）、ツアー日程、写真、動画
3番目に出てくる人たちは詳細不明なのだが、ジプシーバイオリンの凄い技を堪能できる。
4番目は、われらがエリオス&ブールー・フェレElios et Boulou Ferréが演奏するFlambée Montalbanaise。ブールーの雰囲気が大分違っているのは、髪型のせいだろうか。
5番目、Ninine Garcia Trioの弾くMinor Swing、バイオリン奏者（これはFiona Monbetかしら？）が、スキャットしながら演奏しているところが、新鮮だ。そしてその次はChris Campion Band。ここで演奏している2曲が何の曲なのか私にはよくわからないが、観客席で一瞬映し出されるブールー・フェレと、後ろで腕組みしてしているキーボード奏者が気になる。
お次はNinine Garcia Quartet。リズムギターの代わりにドラマーが入っている。
最後は、ローゼンバーグ・トリオLe trio Rosenberg。活動25周年ライブだと銘打ってあったが、こんな感じのライブだったというのを垣間見ることができてうれしい。なんといっても、Les Yeux Noirsのアレンジが素敵すぎる。
映像が終わるころには、あたりはすっかり暗闇だ。いったいこのライブ、どれだけ贅沢なんだろう！
ちなみに、同じ方がアップしているこちらの映像では、コメディアンや俳優、テレビ司会者等々が、移動遊園地やジプシー文化の素晴らしさや思い出についてインタビューに応じている。冒頭のBGMはケルト音楽のようだが、2分過ぎくらいからAngelo Debarreの演奏に切り替わる。移動遊園地の内部がどんな雰囲気なのかがよくわかって、こちらも良映像です。
