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夢をかなえるゾウ2  ガネーシャと貧乏神(水野敬也)

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夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神

夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神


かつて話題になり、ドラマにまでなった「夢をかなえるゾウ」に第二巻があることを知って読んでみた。今回の主人公は売れないお笑い芸人西野勤太郎。ひょんなことから、ガネーシャとコンビを組むことになる。その暮らしを支えるのが貧乏神の金無幸子。釈迦も死神も出てきて、売れっ子お笑い芸人となりゴッド・オブ・コントの優勝を目指すまでを描く。話の大部分は笑止千万って感じだが、その中に色々出てくる「教訓」をまとめると、「なるほど」という感じ。
しかも、くだらなさにまみれて「教訓」を読みこめなかった人のために、最後、その教訓が主人公の「メモ帳」としてまとまっているあたり、うまい作りだ。
「図書館に行って、あるいは本を読んでなんでも調べよ」「人の意見をきいて自分の出来ていないところを修正する」「締切をつくる」「つらい状況は笑い話にして人に話す」「優先順位の1位をきめる」「やりたいことをやる」、以上ガネーシャ。「楽しみを後にとっておく訓練をする」「プレゼントをする。そうすれば、自分以外の誰かを楽しませることの楽しさを感じられるから」「他人の気がついていない長所を褒める」「お客さんにはならず、店員を喜ばせる」「自分が困っている時にこそ、困っている人を助ける」「ほしいものは口に出す」「日常生活の中に楽しみを見付ける」とかまあこんな教訓が、この単純な話の中にすべて盛り込まれているのだ。あっぱれ、著者さん。