ストラディバリウス(たぶん)で聴くジャンゴの名曲"Minor swing"

フランスにローラン・コルシアLaurent Korciaというクラシックのバイオリニストがいる。パリ国立高等音楽院や英国王立音楽大学で学び、受賞歴多数、ソリストとして数々の名オーケストラと共演している才能の持ち主だ。
その彼の2006年のアルバム"Doubles Jeux"で、Django Reinhardtの曲を2曲ほど取り上げていることを知った。
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Doubles Jeux - Laurent Korcia : Songs, Reviews, Credits, Awards : AllMusic
アルバムの共演者として、ギターにクリストフ・ラルティユーChristophe Lartilleuxやヴァイオリンのフローリン・ニクレスクFlorin Niculescuといった、マヌーシュ・ジャズ界でお馴染みのミュージシャンが名を連ねているところがうれしい。
"Minor Swing"だけでなく"Tears"も収録されている。
なお、Laurent Korciaが、このアルバムを発表した時にテレビ出演した時の映像も見つけた。

wikiやらプロフィールには、Laurent KorciaはLVMHからストラディバリウスを貸与されており、これをずっと使っているとか。ということは、この映像で使われているのもそのバイオリンなのだろう。見た目だけではよくわからないが、たぶんそうだ。
ちなみにこの番組ではベーシストとしてPierre Boussaguetが出演しているが、アルバムではJean-Philippe Viretが参加している。ヨーロッパじゃジャズとクラシックの垣根は低いのだろうか、それとも、ヴィレが多才でジャンルを問わず引っ張りだこなのかな?