マヌーシュ・ジャズ界期待のバルセロナ発トリオ Biel Ballester Trio!!


こちらの動画を観たきっかけは、オランダのバイオリニスト、ティム・クリップハイスTim Kliphuisだ。スペインはバルセロナのJamboreeというライブハウスのライブ風景なのだが、このNuagesの演奏が、伝統を保ちつつもちょっと新しい香りがして、なかなか良かったので、共演している、ビエル・バレステル・トリオBiel Ballester Trioに興味を持った。
ビエル・バレステル・トリオは、バルセロナ出身のバンドで、ジャンゴ・ラインハルトのジプシー・スウィングのスタイルを継承しつつ、伝統的ジプシー音楽やバルミュゼット、アメリカのジャズのインプロビゼーションを融合しているそうだ。ビエルは、演奏家としてはもちろん、教育分野、そして作曲家としても活動しているらしく、彼の作品はWoody Allenの"Vicky Cristina Barcelona(それでも恋するバルセロナ)"のサントラに2曲ほど採用されたとか。へえ、昨今のアレン映画におけるジャンゴ的な楽曲の提供者は、Stephan Wrembelだけではない、というわけか。バルセロナが舞台の映画でバルセロナのミュージシャンを登用するとは、アレン氏、なかなかやりますな。ということは、すでにこのジャンルでは、知る人ぞ知る若手タレントとして認識されているのだろうか。

俄然オリジナルも聴きたくなってきて、こんな動画を見付けてきた。
Le Party 1968

彼らの雰囲気がわかる動画も。曲はオリジナル。
Atomic Gypsyswinging!

好みのサウンドだ。バルセロナに行けば、ライブで会えるのだろうか。いつになるかわからない、旅先のTo Doリストに入れておこう。
彼らのWebサイトはデザインが凝っていて必見です。
WELCOME