TOKYO!

TOKYO! [DVD]

TOKYO! [DVD]

先日、友人とお茶…ではなく一杯飲んだ。いや一本? とにかく。カウンター席の目の前にはMacがあった。Wi-Fiで自由にネットつなぎ放題。BGMならぬ映像をバックに流そうと思った。何にしようか。咄嗟に思い浮かんだのがフランスの監督たちだった。ジャン=ジャック・ベネックスJean-Jacques Beineixとかレオス・カラックスLeos Caraxなど。当時少し難解だと思っていたものが、映像として妙にインパクトがあって好ましかったりして。月日が経過してからこういうものを観かえしてみると、また印象が異なるかもしれない。
ちなみに、カラックスは2012年に10何年ぶりに映画Holy Motorsを撮影したそうで、その映像のインパクトもいいなと思った。音楽もカッコイイ。お酒にもカフェにも合うと思う。

カラックス映画でお馴染み、ドゥニ・ラヴァンDenis Lavantも出演しているのは、今回観たTOKYO!だ。ミシェル・ゴンドリーポン・ジュノと、気鋭の監督を集め、東京をテーマに撮影した三部作。どちらかといえばどれもシュール。ちょい役としても今や有名となった人が結構出演していて楽しめる。話としてわかりやすかったのは、ポン・ジュノ監督作品である"Shaking Tokyo"かな。映像としてもインパクトがあったのが、カラックスの"Merde"という作品。
銀座で撮影されただろうこのシーン、面白くて目が離せない。

自分の行動範囲が舞台になっているのも、この映画を全編通じて楽しめた理由かな。