ディディエ・ロックウッドDidier Lockwood活動40周年イベントでの"Tiger Rag"

ディディエ・ロックウッドDidier Lockwoodといえば、フランスのトップバイオリニストだ。彼のキャリアはフュージョンやプログレッシブ・ロック・バンドから始まっているのだが、ビレリ・ラグレーンステファン・グラッペリStephan Grappelliのトリビュートアルバムを出すなど、マヌーシュ・ジャズとの関係も無視できない人物だ。
そんな彼がバイオリンを弾き始めて50周年、そしてデビューして40周年ということで、今年11月14日、シャトレ劇場にて活動記念イベントが実施された。さまざまなミュージシャンが招待されたようだが、マヌーシュ・ジャズが好きな人なら、ビレリ・ラグレーンBiréli Lagrèneはもちろんのこと、トマ・デュトゥロンThomas Dutroncやベーシストのディエゴ・アンベールDiego Imbert若手バイオリン奏者のフィオナ・モンベFiona Mombetあたりが出演していることで、ちょっと期待をしてしまうのではないだろうか。「マヌーシュ・ジャズ系の音楽やるのではないか」と。
その期待どおりの映像があった。"Tiger Rag"を演奏している様子だ。残念ながら、Thomas Dutroncは参加者には含まれていないけれども、この演奏は素晴らしい、必見です。