ニューオリンズで活躍する画家兼ジプシー・ジャズ・ギタリスト。トニー・グリーンのライブ映像


正統派マヌーシュ・ジャズ、よい演奏動画を見つけた。
リードギターをやっているのは、トニー・グリーンTony Greenという人で、米国はニューオリンズのご出身らしい。ニューオリンズにてなぜこのスタイルのジャズに出逢ったのだろう…と思ってさっそく検索を開始してみると、なぜかゴンドラにのった人々の絵が出てきた。同姓同名に画家がいるんだ、と思っていたが、どうやら氏はギターだけでなく絵の才能もあるらしい。
ジャンゴ・ラインハルトには、1978年にベルギーのブルージュに絵の勉強をしに行った時に出逢ったとのこと。現在では、イタリアにも自身のジプシー・ジャズ・バンドがあり、毎年定期的にベネチアにわたっては音楽活動をしつつ、画家としての活動もこなすらしい。そういえば、ジャンゴ・ラインハルトも余生に絵を描いて過ごしたというが、グリーン氏は絵でも生計を立てているらしいので、本当の意味での二足のわらじの履き手、といえるかな。
とくに気に入ったのは、"Whistling Hora"の演奏だ。ルーマニアの伝統音楽らしいが、彼らの演奏にぞくっと来た。観客総立ちのフィナーレも見逃せない。
「でさ、結局Tony Greenって何者なのよ?」という人にはこちらのドキュメンタリーをどうぞ。
Who The Hell is Tony Green?

いったい何者なのでしょうか。