Stochelo Rosenbergと共演するイタリアのグループDjango’s Fingers

2007年よりイタリアのパルマで行われているジャズフェスティバルとしてバレッツィ ライブ フェスティバルBarezzi Live Festivalというのがあることを知った。これは、18世紀あたりに生きたAntonio Barezziという、スパイスやアルコールで商いをし、かつ不動産なんかも所有していたお金持ちの商人の名前をとったフェスティバルのようだ。この人が無類の音楽好きで、自身も5つの楽器を操ることができたが、同時に自宅を改造して若手音楽家の発掘イベントなどを主催していたらしい。オペラの作曲で名をはせたヴェルディなどはここで見出されたとか。
2012年に開催されたこのフェスでは、イタリアのパルマ、つまり地元出身の若手マヌーシュ・ジャズグループであるDjango's Fingersがストーケロ・ローゼンバーグStochelo Rosenbergと共演したという。その映像がこちら。

映像では、ストーケロの曲"For Sephora"の演奏なのだが、当日はこのフェスに敬意を表して、オペラの楽曲をこのメンバーで演奏したらしい。ドニゼッティDonizettiの「愛の妙薬」の中の楽曲「人知れぬ涙」というのをマヌーシュ・ジャズの編成で演奏したというのだ。いったいどんな具合だったのか大変興味深いところだ。
Barezzi Live Festival 2012