Marciac Sweet〜ビレリ・ラグレーンとその仲間たちのライブ


ジャズフェス"Jazz in Marciac"で有名なマルシアックMarciacにて、ビレリ・ラグレーンBiréli Lagrèneとシルヴァン・リュックSylvain Luc、フィリップ・カテリーン Philippe Catherine、そしてクリスチャン・エスクーデ Christian Escoudé といういずれも名高い名ギタリストがライブを行う模様をとらえた映像。合間に、ビレリはもちろん、各人のインタビューが観られるのが貴重だ。カテリーンとエスクーデはほぼ同世代、一方のビレリとSリュックが同世代で、二人とも4歳でギターを始めたというところは共通点になる。彼ら4名の共通点は、いずれもマヌーシュ・ジャズ、そしてジャンゴ・ラインハルトの音楽に魅せられているところだ。途中、同世代組のそれぞれの音楽が垣間見られるのがいい。しかも、いずれの演奏も本当に素晴らしい。
ちなみにビレリは、1994年に"LIVE IN MARCIAC"というアルバムを出しているが、アンドレ・チェカレリAndre Ceccarelli(ds)とクリス・ミンド・ドーキーChris Minh Doky(b)という組み合わせだった。ということはこのライブ映像は、一体いつのものなんだろう。インタビューから、ビレリが一度フュージョン等を演奏してから、またマヌーシュ・ジャズに戻ってきた頃だと思うのだが。
ところで、フィリップ・カテリーンはロンドン出身だということだが、フランス語がものすごく流暢であることに驚いた。私が「フィリップ」だと思っている人は本当に本人だよね?