世界の文化理解のかけ橋となるべく活動するHistory Hunter Trioというグループがカナダにいるらしい。リーダーはリッチー・カストロRichie Castro、グループの創立者であり、シンガソングライター、劇作家、ストーリーテラーでもある多彩な才能の持ち主だ。このリッチーがやはりパーカッションやらシンガー等をこなすReggieと、やはりバイオリンやらコーラスを担当するTina Llamaを従えてHistory Hunterというのをやっているようなのだ。子供たちに楽しく歴史を学んでもらうための、彼ら曰く"EDUtainment"(Education+entertainment)の場を創出しているグループなのだ。
さて、その彼らが、テーマにわれらがDjango Reinhardtを取り上げている映像を見付けた。魔法の弦をギターにセットするとあら不思議、ジャンゴ・ラインハルト降臨…かどうかは知らないが、それらしき音楽を演奏する。歌詞には「ジプシーの少年、やけどになって指を失い、この後もうジプシーの音楽ができないんじゃないか…といわれるも、Oh Yes I can!」というわけで、不屈ジャンゴ・ラインハルト、という感じの話になっているのかな。確かに、ドラマチックな人生を送っているジャンゴが伝記のシリーズに入ってもおかしくない。この後どうやって話が展開していくのか、非常に興味深い。
History Hunterのジャンゴ武勇伝は、子供にはどのように受け止められるのだろうか。
