ドキュメンタリーでみる、ビレリ・ラグレーンの音楽人脈


Mezzoというチャンネルで昔放映されたらしい、ビレリ・ラグレーンBireli Lagreneのドキュメンタリー映像。"Sur la Route avec Bireli Lagrene"とタイトルが付けられてはいるが、MezzoのWebサイトには掲載されていないので、本当にこのタイトルだったのかは疑問に残る。
この映像では、2005年にパリのNew Morningで録画された、Bireli Lagrene & Gipsy Project (Franck Wolf/ Hono Winterstein / Diego Imbert)によるライブ映像の合間に、ビレリ・ラグレーン自身が自分の生い立ちを語る、という構成になっている。ビレリが4歳くらいでギターをはじめて、10歳にはプロとしてのキャリアを積み始めたことや、お父様の影響でジャンゴ・ラインハルトの音楽に出会い、ハマっていったことはよく知られているが、マヌーシュ・ジャズ分野以外の他のアーティストとのかかわりというのは、意識したことがなかったなぁ。
なかでも、1981年にステファン・グラッペリにギターを持って楽屋に会いにいって意気投合した話はなかなか興味深い。
1986年、1週間のライブでNYにわたった際にJaco PastoriusとオールナイトでセッションしたりLarry CoryellとAl Di Meolaに呼ばれて共演した話、ロックバンドCreamのJack BruceGinger Bakerとつるんだ話などもあった。Eric Claptonとエレベーターで居合わせた様子を話ビレリは、自分がスターであるということを忘れた表情! フランク・シナトラFrank Sinatraへのオマージュをささげる、ということでビレリ自身が"You make me feel so young"を英語で歌う姿は貴重だと思った。
以前こんなドキュメンタリーもあったことを思い出した。さすが神童ビレリ、ドキュメンタリーに提供すべき話題はまだまだたくさんありそうだ。
France 3のドキュメンタリー番組で知る、ビレリ・ラグレーンの暮らしぶり。 - 空間Annex