モゼル県フォルバックForbachのコンセルヴァトワール（音楽・舞踊学校）では、2011年11月に学校の60周年を祝ったそうなのだが、そこでのサプライズイベントを撮影したのがこちらの動画だ。
イベントに招かれたのは、われらがサムソン・シュミットSamson Schmittのグループ。リズムギターに弟のブランソン・シュミットBranson Schmittを、そしてコントラバスには、ストラスブール出身のジノ・ロマンGino Roman、さらにヴァイオリンにDaniel Willenが一緒だ。この学校は、早い時期からマヌーシュコミュニティと関係を結んで、ギター指導を行ってきたらしい。Samson Schmittもマスタークラスなど受け持っているという。
Conservatoire | Mairie de Forbach
これに加え、Speed painting、つまり即興絵画を得意とする画家 Jean-Pierre Blanchardがこのイベント招かれており、Samson Schmittたちの奏でる"Minor Swing"にあわせてジャンゴ・ラインハルトの絵を描く、という珍しいパフォーマンスを披露している。
演奏はもちろん素晴らしいが、この、みるみるうちに芸術的な感性のもと出来上がっていくジャンゴの絵もまた素晴らしい！ まさに、音楽と絵画のマリアージュ、ですな。
