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生誕300年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村@サントリー美術館

Exhibition

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そもそも、伊藤若冲与謝蕪村が同じ年であることも知らなかった…。1716年生まれの二人は、それぞれ京都、大阪で生まれ、40~50歳くらいに自分たちのスタイルを確立、晩年までよりダイナミックな画風で描き続けた。
若冲の「筋目描き」という、筆毛の筋の束がわかるような描き方は印象的で、「白象群獣図」みたいな作品を観るだけでは気が付かない、本当の意味での筆遣いの器用さが感じられるものだった。また、与謝蕪村については、俳人としての印象しかなかったので、こんなに素晴らしい水墨画の書き手であることに驚いた。二人とも近所に住んでいた模様で、かつ、同じ人物に「画賛」を依頼しているなど、接点があってもおかしくないのに、二人が連絡を取り合っていた証拠はないらしい。ただ異なる画風ながら、中国・朝鮮から受けた影響を作品に反映している、という点がわかったのは興味深かった。
本日、会期最終日の1日前。だからあんなに混んでいたのか。混んだ中での絵画鑑賞は、ちょっと落ち着かなくて…できれば避けたかったなぁ。