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読売日本交響楽団 第548回定期演奏会@サントリーホール


友人のお誘いで久々のオーケストラ演奏を聴きに行った。
指揮者はノルウェー出身のエイヴィン・グルベルグ・イェンセンEivind Gullberg Jensenという人。今回が読響との初共演だったようだ。

演目は、まずはアンドレアス・シュタイアーAndreas Staierを招いての、モーツァルト ピアノ協奏曲第17番。編成はピアノのほか弦楽器群とフルート、オーボエファゴット、ホルンという小編成。
印象に残ったのは、もう一つのプログラムだったショスタコーヴィチ交響曲第7番 ハ長調作品60「レニングラード」の方だろう。実は私は、ショスタコーヴィチは「革命」の四楽章しか知らない。しかも、その曲をずっとマーラーの「巨人」だと勘違いしていた。
初のショスタコーヴィチ生演奏、しかも70分ほどの大作なのでたぶん飽きるだろうと予測していた。ところが、なんだろう。知らないメロディなのにどんどん惹かれていく。音楽と編成がどんどんと変化していくのが楽しくて集中していたら、あっという間に時間が過ぎていた。ハープも2台も入っているし、打楽器もいろいろなものが使われていてとにかくダイナミックな演奏だった。
とくに、1楽章「Allegretto」の、同じテーマが繰り返されるところはすごい。生でないとわからない、聴こえるか聴こえないかくらいの小さな音から始まって、どんどん広がりをみせていくのだ。あとで解説をみたら、ここの部分は「戦争の主題」と呼ばれているらしく、小太鼓のリズムにのせているところは、ラヴェルの「ボレロ」のアイデアを取り入れたと書いてあった。なるほど、それは納得だ。
解説によれば、第4楽章に出てくる序奏部分のはやいリズムは、モールス信号の"V"を示すとか。(VictoryのV!)そしてそのタタタターというリズムで盛り上げていくという。初めに解説を読んでから演奏を聴くべきだったね。でも、こういう解説のお陰で音楽鑑賞により面白みが生まれて、また聴きにいきたいという気持ちにさせられるのだ。
こちらはN響の演奏。

そして私が好きでかつ唯一しっていたショスタはこちら。これも、好きな楽章だけでなく全部聴いてみたいなぁ。
ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番 ニ短調 Op.47「革命」:第4楽章