南仏を拠点に活動。"メダリスト揃い"のマヌーシュ・ジャズトリオ Clair de Lune Trioはチャボロ・シュミットTchavolo Schmittとも共演!

クレール・ドゥ・ルーン トリオClair de Lune Trioは、直訳すれば「月光トリオ」とでもいうべきか。メンバー全員が正当な音楽教育を受け、かつ何らかの受賞暦があるというプロフェッショナル音楽集団だ。クラシックギターを極めつつもジャンゴ・ラインハルトの音楽を好きだったというギタリスト、ジェレミー・シャクルJérémie Schacreと、音楽一家に育ち、スラブ音楽を好きだったバイオリニスト、ジャン=クリストフ・ゲラールJean-Christophe Gairardに、ベーシストのニコラ・コダンジェールNicolas Koedingerが加わり、2006年に結成された。ジェレミーはルーマニアスロヴェニアといった、ジプシー音楽の本場での演奏活動経験も積んでおり、そのせいかどうかきりっとした演奏をするなぁというのが第一印象だ。他のメンバーも含めてその粒のそろったサウンドが魅力的なグループだと思う。
こちらがバンドの経歴。
http://www.clairdelunetrio.com/medias/files/201502-clair-de-lune-trio-dossier-avec-concerts.pdf

2014年11月に地元南仏マルセイユにてチャボロ・シュミットTchavolo Schmittと共演している映像を見つけた。大物を囲んで堂々たる演奏。

こちらの、カメラテストがてら撮影したような映像は、ルーマニアやスラブ、バルカン系のジプシー音楽の香りがします。こちらのスタイルもカッコイイ。

個々の力がきちんとしているからこそのサウンドだと思った。活動範囲を少しずつ広げて行ってほしいものです。