チャボロとの出会いからマヌーシュ・ジャズの世界へ。ギターもコントラバスも演奏する多才ミュージシャン、William Brunard

マヌーシュ・ジャズ界のマルチタレントといえばこの方を思い出す。ガリ・ハドゥフィGhali Hadefi。複数の楽器を手掛けるだけでなく、プロデューサーとしてもラッパーとしても活躍しているようなのだ。asquita.hatenablog.jp

ガリほど幅広くはないが、有名ギタリストと共演歴多数で最近よく見かける気になるミュージシャンがいる。ウィリアム・ブルナールWilliam Brunardだ。
音楽家一家に生まれ育ち、15歳くらいでお父様がチャボロ・シュミットTchavolo Schmittとコンサートをするとかでラ・ショプ・デ・ピュスLa Chope des Pucesに赴き、チャボロの演奏を通じてジャンゴ・ラインハルトDjango Reinhardtの音楽に目覚める。ニニン・ガルシアNinine Garciaのもとでギターの勉強を開始し、父親の演奏にギタリストとして参加していたが、その後パトリック・ソソワPatrick Saussoisにも勧められてコントラバスを始めて今に至るとか。

アンジェロ・ドゥバールAngelo Debarre、アドリアン・モワニャールAdrien Moignardとコントラバスで共演

ロッキー・グリセットRocky Gressetとはギターで共演。

アドリアンとのギター共演もしていた。

コントラバスの印象が強かったのだが、ギタリストとしての腕前もなかなかです。バイオリンの演奏もするとのことだが、残念ながら動画は見つけられなかったが…。
アトリエ・シャロンヌL'atelier Charonneでジャムセッションも担当しているらしいし、自身のトリオで演奏活動もしている様子。これからますます活躍が期待できそうなミュージシャンだと思った。