若干12歳の超天才ピアニスト、ジョーイ・アレキサンダーJoey Alexander

コルトレーンの"Giant Steps"が好きだ。「いいアレンジないかなぁ」とネットをウロウロしていたら、こちらのアレンジを見つけた。冒頭部分がゆっくりとしていて、ちょっとテーマの部分もつかみにくいなぁと思っていたが、だんだん心地よく感じてきた。これは…カッコイイ! 4分のピアノソロの部分でどんどん引き込まれていってしまった。

それにしてもこの演奏しているのはどうみても少年ではないか。
ジョーイ・アレキサンダーJoey Alexanderのことを調べてみたら、2003年生まれのインドネシア、デンパサール出身だとわかった。6歳でピアノに出逢い、すぐにセロニアス・モンクの“Well, You Needn’t”を演奏をはじめ、ジャズのスタンダードを耳で聴いて演奏できるようになったという。お父様がアマチュアミュージシャンだったことから、手持ちのスタンダードジャズのレコードを聴いたりジャムセッションに行ったりするうちにすっかりジャズの虜になった。その実力からインドネシアのジャズシーンで頭角を現し、ある日UNESCOの招聘により、ちょうどインドネシアに来日していたハービー・ハンコックの前で演奏する機会を得た。そして以降は世界のジャズフェスに引っ張りだことのこと。天才ピアニストのまま大人になるのだろうか。要注目だ。

ウィントン・マルサリスも絶賛し、Jazz at Lincoln Centerでのプレイもしたとか。

日本では今年7月にリリースされた1stアルバム"My Favorite Things."についてはこちらに情報があります。www.jvcmusic.co.jp

プロミュージシャンも舌を巻く天才ぶりだ。

荒削りのGiant Stepsは、大人たちの大歓迎を受けていた。


すでにTEDでもパフォーマンスしている!www.ted.com

どうやったらこんな天才プレイヤーが育つんだろう。不思議だなぁ。