超シャンパン入門 / 宇田川 悟(著)

超シャンパン入門―カラー版 (角川oneテーマ21)

超シャンパン入門―カラー版 (角川oneテーマ21)

私にも「フランスのシャンパンを飲み尽くしてやる!」と意気込んだ時代があった。でも今は美味しいCAVAとかクレマン、スプマンテなんかもあるので、すっかりそんな情熱も失せてしまった…というか本気でやるならかなりの資財を投じる必要がありそうだ。まあでも大人のたしなみとしてシャンパンの情報は必要だろう。
この本曰く、シャンパンの作り方の特長としては「ブレンドと二次発酵」とのこと。瓶の中で熟成させるんだっけか。ブドウの品種としてはシャルドネピノノワール、ピノムニエの3種類。

この本では実際にメゾンに取材にいっておりその写真とともに数々のシャンパンが紹介されている。色々な豆知識が蓄えられるが、やはり「ポル・ロジェPol Rogerはチャーチル首相のお気に入りで、1911年に英国王室御用達だった」とか、「Mummのコルドンルージュは、映画カサブランカの乾杯シーンにも出てくる」「フランス大統領の公式レセプションはテタンジェTaittinger」「カンヌ映画祭の公式飲料であり、マリリン・モンローが愛飲したのがパイパー・エドシックPiper-Heidsieck。プリティウーマンにも出てくる」とか、おもしろいなぁと思う。
…本当に出てくるねぇ。

007のジェームス・ボンドはいつもボランジェBollingerを飲むらしい。そしてこのシャンパンも英国王室御用達だ。

シャンパン誕生に貢献した人としてこの本で挙がっているのが、ドン・ペリニヨンとドン・ルイナールで、両方とも高僧だったらしい。ワインボトルのサイズの呼び方もこの本に書かれていた。(江崎グリコのWebサイトにも詳しいね)
代表的なワイン瓶の形|ワインの話 | グリコ

この本に紹介されていたなかで、私が飲んだことがある銘柄は10に満たなかったなぁ。今後飲んでみたいのは、SALONというシャンパン。そして、近々飲めそうなのがペリエ-ジュエPerrier Jouerのベルエポックかな。このボトルデザインはエミール・ガレなんだ。素敵すぎる。
http://www.notcot.com/images/2011/11/pjwallpaper.jpg