佐渡紀行(1) ~船にのって佐渡島へ。

忙しすぎて旅行の記録をおざなりにしていたので、ここで一度整理しておこうと思う。

それはちょうど2年前、2013年の体育の日のこと。色々あって夏休みをすっかり取り損なった私は、ふと思い立って一人で佐渡島に行くことを決めた。佐渡といえば、鬼太鼓座鼓童といった和太鼓ユニットのイメージがあり、しかも新潟民謡であり盆踊りである「佐渡おけさ」は、熊本県天草市牛深に伝わる「牛深ハイヤ節」をルーツとしている。阿波おどりもこのハイヤ節がルーツだというので、いってみれば阿波おどりと同じ親を持つ芸能がある島でもある。
ちゃんと本を読んで予習もした。ただし、ガイドブックなどの準備はすっかり忘れてしまった…。
佐渡島、小倉地区 物部神社の鬼太鼓 - 空間Annex

羽州街道、佐渡のみち(街道をゆく10) - 空間Annex

まあ新潟に行けばどうにかなるでしょう…というわけで新幹線で新潟へ。それから、どうにか佐渡汽船の乗り場に行くためのバスを見つけて乗り込んだ。「5番線」みたいだ。よしっ。


無事カーフェリーの2等切符を購入して船に乗る。テンションあがるわぁ。写真を撮り忘れたのだが、リクライニングシートでゆったりと乗れる船なのだ。揺れも対して気にならなかった記憶がある。

船のエントランスには、「佐渡おけさ」を一躍有名にしたことで知られる、地元の民謡団体「立浪会」の歌い手、村田文三氏のレコードが飾られていた。これだけで気分が盛り上がる、というものだ。


外に出れば海。カッパエビセンを準備しておけば、飛び回るカモメの餌付けも可能だ。デッキに出て外を眺めて風を浴び、疲れたらリクライニングチェアーで一休み。2時間半という時間はあっという間、無事両津港へ到着した。快適な船の旅となった。