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Martin Taylor, Ulf Wakenius, Kazumi Watanabe@Cotton Club Tokyo

Jazz Manouche Concert & Live

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私のライブ初めは、コットンクラブにて、マーティン・テイラーMartin Taylor、ウルフ・ワケニウスUlf Wakenius、それに渡辺香津美の共演ライブだった。三者三様の演奏スタイル。マーティンについては、アルバム"Spirit of Django"を持っていたので、マヌーシュ・ジャズ系ギタリストという認識はあった。
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しかし、共演者はウルフはやはりジャズギターの印象が強く、マヌーシュ・ジャズを弾くジャズギタリストという認識はなかった。以前、何かの本でマヌーシュ・ジャズを弾く別分野のギタリストの1人としてウルフの名前が挙がっていたのをみたが、マヌーシュ・ジャズ系のアルバムを見つけられなかったので、私の中ではジャズギタリストとして分類されていたのだった。渡辺香津美も同様。やはり広いジャンルで活躍するギタリストとの認識はあったが、マヌーシュ・ジャズには関係ない人、という印象を持っていた。つまり、このライブでマヌーシュ・ジャズが聴けるとは露ほども思っていなかったのだ。

全員が実力あるギタリストのライブというのも、それはそれで面白かった。それぞれが主役になったり控えになったり、めまぐるしく立場を変えていく。3人で演奏するときもあれば、そのうち2人で演奏するときもあって飽きなかった。
さて、でも感動はここからだ。ジャズギターライブということで散々観客を盛り上げた後、アンコールの拍手で舞台に戻ってきたマーティンが言う。「自分はステファン・グラッペリと共演するという幸運に恵まれた」と。そんな前置きで演奏されたのは、"Nuages"からの"Minor Swing"。まさか、このスーパーギタリスト3人で、ジャンゴ・ラインハルトの名曲が聴けるとは思っていなかったので、大変感動したのだった。

あとでちょっと調べてみたら、マーティンとウルフの共演歴は今に始まったわけではなく、2011年にはデュオで来日も果たしていたと知った。DuoでNuagesを演奏している動画も発見。

頂点を極めたギタリストというのは、どんな分野でも軽やかに演奏するものなんだなぁ。