我がジャズ友からメールをもらった。ベルギーのハーモニカ奏者、Toots Thielemansトゥーツ・シールマンスが亡くなった、というのだ。享年94歳。そういえば、ちょっと前にトゥーツの引退のニュースも彼女にきいたのだった。
あわてて新聞記事を探してみた。病院で眠るように亡くなった、と書いてあるので、苦しんではいないようだ。よかった。
www.theguardian.com
友人と5年前に行った、来日公演が涙が出るほとよかったので、それが強く心に残っているみたいだ。だからこんなに哀しいのか。
彼の代表作といえば、この2曲が思い浮かぶ。
Bluesette
Midnight cowboy
他の有名人とも多く共演しているのだが、私はこの動画が印象に残っている。Dirotta su CubaというイタリアのポップスグループとTootsの共演映像だ。
"È andata così"という(たぶん)別れの曲だと思うが、演奏するTootsの楽しそうなこと。当時まだ新人だったはずのSimona Benciniもこの共演にさぞ感動したことだろう…。
きっとTootsの人柄が、彼の音楽の大きな要素だったのだろう。昔しつこく観たTootsの動画をたくさんみて彼の音楽を偲びながら今日は寝ようと思う。