イタリアの南部、いわゆるイタリアのブーツのつま先の部分に位置する町コルターレCortaleでは、毎年夏に"Jazz & Vento"というジャズイベントが開催されている。
今年で13回目の開催となるフェスの注目アーティストは、ビレリ・ラグレーンBireli Lagreneでしょう。メンバーはリズム・ギターにHono Winterstein、サックスにFranck Wolf、ベースにWilliam Brunard。ごりごりのマヌーシュ・ジャズを聴かせてくれたようだ。
ちなみにビレリ・ラグレーンはモントルージャズフェスティバルにも出演しているのだが、こちらではピアノのAntonio FaraòやベースのIra Coleman、ドラムのLenny Whiteとともに、正統派ジャズを演奏している。こちらも素晴らしい演奏だ。
多才なビレリがフェスごとに色々な顔を魅せてくれるのはファンにとってうれしいこと。これからも一つのジャンズに寄らずにパフォーマンスを魅せてほしいと思うのだ。