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花火で有名な大曲。駅の発車メロディは「秋田おばこ節」!!

日本の伝統


秋田新幹線で「大曲」で降りると、駅の発車メロディがユニークで驚く。篠笛吹きなら「これ、何かの民謡でしょ」というくらいは気がつくはずだ。

何だろう…と思って探してみたら、駅の中に答えを見つけた。「秋田おばこ節」という曲のイントロらしい。

秋田おばこ節の「おばこ」は娘とか少女を指す秋田方言だそうで、おばこ、つまり娘に話しかける形式の歌をさす。大曲はかつて独立した市だったのが、2005年に市町村合併で大仙市になった。この大仙市がおばこ節発祥の地だということで、毎年6月に「秋田おばこ節全国大会」が開催されているくらいこの曲が積極的にプロモーションされているらしい。

「おばこ節」を全国区にした仕掛け人は、仙北郡神代村に住む笛の名人・笛王斉だったという。もともと山形県で歌われていた「おばこ」を秋田の各地域でアレンジして歌われていた「仙北おばこ」をベースに編曲した笛王斉は、新しい節回しを娘の佐藤貞子に歌わせた。彼女はこの「秋田おばこ節」で全国の民謡コンテストに出場し優勝。全国行脚して「秋田おばこ節」の知名度向上に貢献したという。

笛吹きが深くアレンジにかかわった曲と知ると、また曲の聴き方が変わる。ただ、発車ベルがこの曲のどの部分を切り出しているのか、いまいちわからないな、と思いつつ…。