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大好きなお囃子にどっぷり@勝山左義長まつり2017

日本の伝統 Carnet du voyage

♪ 蝶よ花よ 花よのネンネ まだ乳飲むか 乳くびはなせ 乳くびはなせ~♪


町中が赤、黄、緑のラスタカラー、もしくは赤、青、白のトリコロールの短冊でわーっと飾られると、「お、左義長まつりが始まるのだな」と思う。

ここ福井県勝山市左義長まつりはちょっと特殊で、市街地にある12基の櫓の上で、長襦袢姿の人々が三味線や笛、鉦と一緒におどけた感じで太鼓を叩いて浮かれる、というのがメイン行事だと私は思う。櫓の脇には「歳徳大明神」のお札とともに「御神体」が置かれている。みんなこの御神体に正月飾りを積み上げているので、これが日曜日の夜に九頭竜川河川敷の弁天緑地に持ち込まれ、「どんと焼き」とともに祭りは終わる。


今年は日曜日には勝山を出ないといけなかったので、とにかくお囃子をたくさん吸収しようと思った。しかも、前回来た時は全櫓を回ったが、今回は初日の「一番太鼓」が始まる「上長渕地区」を中心に鑑賞することにした。「左義長まつり保存会」の模範演奏(演技?)も上長渕で開催されていた。一番太鼓はバチが違う、というのも今回初めて知った。ちょっと長い竹?のバチだ。これに、上手にいる三味線の方が、スローで歌い始めるオープニング。かっこいい!

「蝶よ花よ」ではじまる「左義長ばやし」以外の曲のバリエーションが多く聴けたのもよかった。「しっちょめ」をききたくてもやっている櫓が見当たらず、あるいはタイミングが悪くてなかなか聴けなかった前回とは違って、しっちょめを思う存分聴くことができた。

●御大典

金比羅船々

●しっちょめ

1まわし目は三味線入れるの、やめるアレンジにしたのかな。

●だいづる

叩く人には「愛嬌/お色気」タイプと「しなやか武道派」タイプがあって、私は後者が好きだということも認識した。もちろん愛嬌タイプも投げキッスしたり、ポーズとったりしてキュートなのだが、笑顔を振りまきながらも、腰を入れて叩きまくっている人に惹かれる。前々から注目していた叩き手さんが今年も活躍していると、それだけで嬉しい。これからも末永く、このお祭りで活躍を見せてほしいなぁ。

一方、観光客でも太鼓体験ができるのは(観光客としては)嬉しいけれども、観ている方はちょっとつらい。リズム感がなさ過ぎたりすると鑑賞すらする気がなくなってしまう。やはりこのお祭り、上手な叩き手がいてこそ。あまり素人は櫓にのってはいけないのだ、と思ってしまったのだった。