"UM CAFÉ LÁ EM CASA(UCLEC)"は、ブラジル音楽のパラダイス!

夏になるとどうしてもブラジル音楽が聴きたくなってしまい、色々動画サイトをあさってしまう。今日見つけたのが、こちらのUM CAFÉ LÁ EM CASAだ。まるで家でコーヒーを飲む感覚でブラジル音楽に親しもう、という音楽プログラムだとみた。ホストはネルソン・ファリアNelson Fariaという人が務めており、調べてみたところ、有名ミュージシャンのサポートギタリストとして、あるいは作曲家としても活躍している方だった。
彼の監修した教則本は日本でも発売されている。
http://arikitamusic.parfe.jp/goset.htm

このネルソンがブラジル音楽界のレジェンドを招いて、トークとセッションを繰り広げる。

たとえば、イヴァン・リンスIvan Lins。いきなり、自分が弾いた初の音楽としてInfluencia do Jazzを演奏したと思ったら、あれ、Setembroをつま弾き! "Dinorah, Dinorah"をNelson Fariaと共演してみたり。

João Donatoは、小野リサさんのアルバムでも演奏していた名曲"A Rã(カエル)"から始まったと思ったら、自分とピアノの出会いや、ハノンなどの練習曲でのスケールの練習から、作曲するに至るまでをアツく語っている。

マルコス・ヴァーリMarcos Valleの回は、自身の名曲Samba de Veraoでスタート。この曲が50年前に作られたとはにわか信じがたい、時代を感じさせないコードだなぁ。"Preciso Aprender A Ser So"、ロマンティックでよい曲だなぁ…。いろんな人のカバー曲を思い出しながらうっとりした。

レイラ・ピニェイロLeila Pinheiro。この人、大好きでした。「年取ったらいろいろ下がってくるのよ、歌いやすいコードもね」なーんてぶっちゃけていた。カルロス・リラCarlos Lyraのメドレーの弾き語りが贅沢。

レイラは二回登場しているのかな? 前回は声のみで勝負している。

ジョイスJoyceも出演。"Na Casa do Villa"って彼女のパートナーが参加しているアルバムからの曲だと思うが、昔の曲を演奏しないあたりに何か強いポリシーを感じる。誰に指図されることなく、今やりたいことをやっているのだな、きっと。

ほかにも、ジョアン・ボスコJoão Bosco、セリア・ダンカンZélia Duncan、トニーニョ・オルタToninho Horta、ホベルト・メネルカルRoberto Menescal…しばらく楽しめそうだ。