マヌーシュ・ジャズではブールー&エリオス・フェレが出演。ナントのジャズフェス、"Les Rendez-vous de l'Erdre"

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毎年夏の終わりの8月末頃に4日間、フランス、ナントで開催されるジャズフェス、"Les Rendez-vous de l'Erdre"。ロワール川の支流、エルドル川沿いの6都市(Nantes, Carquefou, La Chapelle-sur-Erdre, Sucé-sur-Erdre, Petit Mars et Nort-sur-Erdre)で毎年15万人の観客を集めるこのフェスは、ライブがすべて無料という太っ腹な企画となっている。中でも、ナントの企画は規模が大きく、川沿いに9ほどのステージが用意されていて、それぞれのコンセプトにあったライブをみることができる。"Scène Swing"というステージもあり、ここではマヌーシュ・ジャズのミュージシャンが出演していたようだ。
まず1ツ目は、ニッキー・エルフリックNicky Elfrick。若手ギタリストとして、ストーケロ・ローゼンバーグStochelo Rosenberg等と共演したこともあるギタリストが自身のトリオで出演したという。

そして、このNicky Elfrickのトリオに所属しているギタリスト、 トマ・ル・ブリThomas Le Brizが所属しているグループ、"Swing of France"も出演している。マヌーシュ・ジャズというよりミュゼットというほうが近いだろうか。

マヌーシュ・ジャズ界のレジェンドも出演していた!ブールー&エリオ・フェレBoulou et Elios Ferré。

映像は探せなかったが、これまた大物マヌーシュ・ジャズギタリスト、ダニエル・ジヴォーヌDaniel Givoneと、活躍中の若手マヌーシュ・ジャズギタリストでこれまたナント在住のグエン・カユGwen Cahue、2名によるデュオ演奏でのステージもあったようだ。ダニエル・ジヴォーヌも、実はSwing of Franceと関係があって、最近共同でアルバムを出していたところだった。ブールー&エリオスは違うにしても、このコンサートの出演者は、基本的にナント出身者と、その友好関係で成り立っているのだろうか…? 気になるところだ。

こちらが今年の会場の様子はこちら。

こんなに水に囲まれた場所で船にのったりしてライブを楽しめる状況はなかなかないと思う。8月末にフランスに行く機会があれば、ぜひ行ってみたいものだ。

過去のフェスの状況はこちら。
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