災難に見舞われたフランスのマヌーシュ・ジャズフェスティバル"Manouch' Muzik Festival"を救え!

フランスのスペイン国境に近い、ミディ=ピレネ地域圏のアリエージュ県で毎年8月に行われているフェスティバル、マヌーシュ・ミュジーク フェスティヴァルManouch' Muzik Festival。最近始まったマヌーシュ・ジャズ関連のフェスで、意外に大物も参加しているのが特徴だ。
asquita.hatenablog.jp

第三回目となる今年は8月12日~15日に開催され、多くの人でにぎわったようだ。ある記事によれば、観客は昨年比2割増だったとか。オープニングアクトはサンセヴェリーノSansévérino、そして、スティーブ・ラフォンSteeve Laffontはこのライブで新作アルバムの発表をしたという。さらに、スティーブが連れてきたアンジェロ・ドゥバールAngelo Debarreも登場したとかで、その賑わいが想像できる。こちらの動画である程度その様子はわかる。

どうやらこのフェスの主催メンバーの家に何者かが押し入って、フェスの売り上げを奪っていたらしい…。ちいさな街でそんなことが起こるとは。このままでは生まれたばかりのフェスの継続が難しくなってしまう! というわけで、一部出演者の協力の元、9月30日にカンパを募るため、一晩限りにライブが開催されたらしい。
f:id:asquita:20171029110814j:plain
出演者は10アーティストで、そのなかにはスティーブ・ラフォンSteeve LaffontやサマラバルーフSamarabalouf, トマ・クレズマーThomas Kretzschmar、ベルナルド・サンドヴァルBernardo Sandovalなど、過去に出演したことがある有名ミュージシャンも含まれている。あいにくこちらの特別チャリティライブの動画は見つけることができなかったけれども、盗まれてしまった分の売上金をうまく補てんできればいいな、貴重なフェス継続のためにも…。